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・崙書房出版・新刊案内 【新刊情報2012/1月】

房総文学散歩 
描かれた作品と風土

毎日新聞千葉支局 編著 
定価1365円
全書
判/204頁

ほおがこけ、物憂げな表情、戦前の船橋で暮らした太宰治の写真。代表作「人間失格」に、船橋が登場する。市川と永井荷風、鈴木真砂女と鴨川、三島由紀夫と木更津、九十九里浜と松本清張、野田と夏目漱石、我孫子と志賀直哉・・・千葉ー房総の風土が育み、この地が刻まれた作品の数々。

白樺派の文人たちと手賀沼 
その発端から終焉まで

山本 鉱太郎 著 
定価1365円
新書
判/252頁 【ふるさと文庫200】

東京から30キロ、自然豊かな手賀沼。大正時代初め、沼を一望する高台に若き日の柳宗悦、武者小路実篤、志賀直哉、バーナード・リーチら白樺派の文人たちが集った。そしてここから彼らはそれぞれの活動へと旅立つ。白樺派の我孫子時代からその終焉までを見届ける。「ふるさと文庫」200号作品。
房総分水嶺 
半島の背骨を歩く

忍足 利彦 著 
定価1575円
全書
判/244頁

最高峰が嶺岡愛宕山の408.2メートル。しかし低くて楽しい房総の山を多くの人々は楽しむ。本書は房総半島の尾根ルートを縦横無尽に歩いた記録である。半島南部を東京湾から太平洋へと東西に横断する郡界尾根コース、半島中央部からS字型にルートをとったロングコース、そこから派生するショートコースである。

「東京新田」を歩く 
東京窮民の下総開墾

青木 更吉 著 
定価1575円
全書
判/240頁 

「東京新田」とは明治維新の下総牧跡の開墾である。開墾した村々が「東京新田」。明治維新によって増大した東京窮民は明治2年、下総の牧場跡(幕府の直轄牧場であった小金牧、佐倉牧)に開墾に入る。牧跡の開墾は成功と失敗の歴史であった。下総台地で繰り広げられたもう一つの房総近代史をダイナミックに描く。

ちばの音風景
            

仙道 作三 著 
定価1260円
新書
判/252頁 【ふるさと文庫199】

著者は、自分の眼で観る、耳で聴く、鼻で嗅ぐ、舌で味わう、体や手で触れるという「五感を通して」房総半島を歩く。そこには「御宿・海女の息とオーボエの息」 「大山千枚田の蛙の合唱」 「犬吠埼灯台の霧笛とチューバ」といった”ちばのおと風景”がひろがる。年季の入った作曲家によるユニークで優しい音風景の書。

印旛沼掘割物語
江戸・天保期の印旛沼掘割普請始末

高崎 哲郎 著 
定価1365円
新書
判/236頁 【ふるさと文庫198】

印旛沼の掘割開削(沼の洪水を江戸湾に落とす)は江戸期を通じて3度計画された。巨費を投じたこの事業はいずれもが無惨な失敗に終わる。本書はその第三回目、天保期の印旛沼掘割普請を扱う。著者はこの事業に動員された庄内藩、鳥取藩、秋月藩、沼津藩など遠隔地で接した史料や史実を基にこの事業の始末を詳述する。

房総沖巨大地震
元禄地震と大津波 【増刷】            

伊藤 一男 著 
定価1050円
新書判/192頁 【ふるさと文庫109】

元禄16年(1703)新暦の大晦日の深夜、巨大な地震が房総半島に起きた。推定マグニチュード8.2、その後3回にわたって沿岸を大津波が襲う。千人塚、百人塚、津波塚といった石碑や古文書からこの巨大地震を復元する。「大いなる地震押し返して揺る時必ず大津波と心得て、早く岡に逃げ去るべし。高きところは助かる」と古文書はいう。

楽しい東葛伝説民話事典
「東葛流山研究」第29号             

流山市立博物館友の会 編 
定価2940円
5判変型/156頁

流山や野田、柏、松戸、我孫子などの伝説と民話を「なぜそういう話が生まれたのか、背景、経緯にも迫りたい」との編集方針でまとめた書。小特集は「平将門 ミニ伝説事典」。この地に脈々と伝わる平将門伝説は茨城南部や東京都内にまで及び、地域の記憶に刻み込まれた将門の存在の大きさを示している。

船橋の歴史散歩
            

宮原 武夫 編著 
定価2000円
A5判/330頁

「元禄の絵図と同じ道が残る村」「戦争と平和を石に刻んだ村」「文明開化の道・木下街道」など、テーマを明示した13のコースによる船橋の史跡巡りからなる本書は、建物・仏像・石碑などの「物」だけでなく、「物」の背景に隠されている「人・民衆」の姿を明らかにする。
「自分たちが今住んでいる地域にも確かな歴史があることを実感した。・・・」(本書「あとがき」)

紫陽花寺異聞
            

遠山 あき 著 
定価2310円
四六判/224頁

私の作品は「いい人ばかりが登場する。綺麗ごとになっている」と評されます。なるほどいかにも左様・・・。それは、永い人生を生きてきた者としての人生観がもたらした結果かもしれません。世の中の総てのことを否定的に受け止めたら人生真っ暗、希望も夢もありません。・・・93歳になる日本農民文学賞受賞作家による本書は再生の道を仏に求めた女性の一途な人生を描く表題作ほか2作を収める。

歌物語 パステル・ハイスクール
            

内山 咲一 著 
定価850円
新書判/104頁

積分も微分も古文も漢文もちんぷんかんぷんチチンプイプイ!
チョコレート溶けてくように教室の机の上に溶けてく僕ら
ごく普通の高校生たちの、たわいない、しかしかけがいのない日々。刻々と揺れ動く彼ら、彼女らの心模様を綴る若者たちへの応援歌。

流山産業人国記 
山本 文男 著 
定価3990円
A5判/388頁

「味醂の街」として知られる流山だが、一方、マイナスイオン歯ブラシの発明や日本の卓球台の開発などに心血を注いだ発明企業家たち、また日本の自動車工業を救った技術開発や合成酒業界の大手メーカー、そして魅力溢れるふるさと産業など数多く存在する。本書は多彩な産業・産業人が活躍する昭和の流山産業史であり、地方都市を支えた産業人たちの物語。

小文間物語 
饗場 芳隆 著 
定価2100円
四六判/286頁

茨城県取手市の「奥座敷」と言われる小文間(おもんま)地域。南に利根川、北は相馬二万石といわれる穀倉地帯に挟まれ、市街地に極めて近い位置にありながら、かつての村落の暮らしの雰囲気と自然を今なおとどめている。この地に生まれ育った著者による本書は、水と緑に恵まれた貴重な台地の記憶を長年に亘って掘り起こした魅力溢れる新たな風土記である。

平戸オランダ商館長カロン夫人の生涯 
海を渡ったもうひとりの蝶々さん
山 ももこ 著 
定価1575円
四六判/360頁

オランダ商館は、1609年、平戸に置かれ、1641年、当時の商館長(カピタン)フランソワ・カロンの時代に長崎の出島へ移転したオランダ東インド会社の日本における出先機関である。本書は当時の徳川幕府による対外政策を背景に、カロンとその日本人妻との激動の数十年を描く。

小金原を歩く   
将軍鹿狩りと水戸家鷹狩り
青木 更吉 著 
定価1575円
全書判
/240頁

徳川将軍家260年の治下、ところは下総・小金原。10万の旗本・農民が動員されて鹿狩りが行われた。人馬が轟き、砂塵が舞う。鹿の死闘、捕獲にどよめく鬨(とき)の声。江戸時代4回も行われた鹿狩りの細部を積み重ね、松戸、鎌ヶ谷、柏、印西等現地を歩き、誕生した歴史ノンフィクションの傑作。

ちばの湧水めぐり   
湧き水から訪ねる千葉の自然と文化
特定非営利活動法人 水環境研究所 編著
定価2100円
A5判/144頁

NPO法人水環境研究所は2006年から4年をかけて千葉県内206の湧水を調べた。地下水が台地の崖下や丘陵の谷間からわき出た湧水は県内で1140ヵ所が確認されているという。本書は佐倉城主大久保加賀守が江戸の往来の際必ず立ち寄り飲んだという「加賀湧水」から始め、湧水めぐりは98ヵ所。それぞれの湧水に地質・湧水状況・水温・湧出量・故事来歴等を付す。

小弓公方足利義明   
関東足利氏の正嫡争いと房総諸士
千野原 靖方 著 
定価1260円
ふるさと文庫197/176頁

房総で勢力を伸張し地域権力として君臨した小弓公方(おゆみくぼう)足利義明。小弓公方とは、関東における足利氏(基氏流)の公方家のひとつ。下総国千葉郡小弓(現在の千葉市中央区生実・同緑区おゆみ野の一帯)に本拠地があった。本書は足利義明の生い立ちから滅亡に至る歴史過程を房総諸士の動向の中に辿る。

「ナリタ」の物語   
1978年開港から
大和田 武士・鹿野 幹男 著 
定価1260円
ふるさと文庫196/160頁

本書は成田開港30周年にあたる2008年、30年以上たったからこそ話せる思いやエピソードがあるかもしれないー。朝日新聞成田支局の記者たちはそんな考えを抱いて「管制塔占拠事件」「機動隊」「東峰十字路事件」「民家への強制代執行」等を取材する。巻末にはかつては仇敵同士だった地域共生担当のNAA専務の伊藤斉さんと石毛博道さんの対談を収める。国土交通大臣の「羽田ハブ化」発言、東峰地区に今も暮らす反対派農家2戸、成田空港問題はまだ、終わっていない。

ポケット版 楽しい東葛ウォーク事典 
流山・野田・松戸・柏・我孫子・市川・柴又・取手を歩く
流山市立博物館友の会編著 
定価1785円
全書判/240頁

昨今、旧い街道歩きが盛んで、多くの人が街道の歴史や文学や民俗を学びながら知的に歩く。そこで流山市立博物館友の会の20数名のスタッフが水戸街道、日光東往還、鮮魚街道、常磐線沿線地域を手分けしてつぶさに踏査し、便利な地図と写真満載の楽しい本を作り上げた。この本片手に歩けば、きっと何かいい発見や収穫があり、今までに増して歴史や地理・文学にも興味が湧くはずである。

漱石の夏休み帳   
関 宏夫 著 
定価2100円
四六判/264頁

明治22年(1889)夏、夏目漱石は房総を訪れて房総漢文紀行『木屑録(ぼくせつろく)』を書く。第一高等中学同級の「おれとおまえ」の仲であった正岡子規は同書を「一読三嘆」、二年後の春、房総行脚を敢行、『かくれみの』を書いた。青春真っ只中の漱石と子規。房総の地を『木屑録』を通して巡る。

イワシ屋の身辺雑記   
平本 紀久雄
著 
定価2100円
全書判/200頁

四〇年続けたイワシ研究の思い出は尽きないと著者は語る。永年にわたってイワシの漁況予報に携わっていたので、著者の興味は研究の根拠となる魚の生態学にとどまらず、漁業史や民俗学などに多方面に広がる。フィールドノートを基に、雑記帳には永年集めたメモが蓄えられていた。それがこの本の中核をなす「イワシ屋の身辺雑記」である。

朝鮮の千葉村物語   
石垣 幸子
著 
定価1260円
ふるさと文庫195/140頁

明治時代末、九十九里浜沿岸は深刻な不漁に襲われる。新聞は「九十九里の惨状」と題した記事を連載し、この近来まれな惨状を救出するのは国民の一大急務であると主張した。そうした時代背景の下、千葉県水産組合連合会は、朝鮮への漁業移民を討議、1905年、釜山近くの馬山近郊に「千葉村」が建設される。房総漁民と千葉村の短い歴史を追って、著者は馬山へと赴く。
慶応四年新撰組隊士伝 
下総流山に転機を迎えた男たち  
あさくらゆう
著 
定価1260円
ふるさと文庫194/188頁

前著(『慶応四年新撰組近藤勇始末』)で近藤勇の波乱万丈の晩年を描いた著者が本書で取り上げた人物は、土方歳三、島田魁、市村兄弟、近藤隼雄、安富才輔の六人。全国から集めた史料を縦横に駆使し、新撰組隊士たちの知られざる実像に迫る。

昭和放水路をたどる 
利根川増補計画  
倉田智子
著 
定価1890円
A5
判/160頁

利根川治水を主目的として洪水時に利根川の水を東京湾に放流させる目的の「利根川放水路」。戦時下の昭和一四年着工、同一九年中止となった。若干の公式記録と工事現場の残跡、近所の古老に当時の記憶としてあるだけのこの幻の放水路を著者は六〇年を経て辿る。

戦国房総人名辞典  
千野原 靖方
著 
定価5670円
A5判箱入り/484頁

房総(安房・上総・下総三国/今日の千葉県全域と茨城県、埼玉県、東京都の一部を含む地域)に関係する戦国時代(享徳の乱・1454〜秀吉の小田原攻め・1590)の人名1700項目超。人名は五十音順、漢字・ひらがな・かたかな表記。素性、系譜等簡潔に解説。本書は房総中世史研究の第一人者による数十年に及ぶ研究蓄積である。

旬・菜・記 千葉はうまい   
高山 修一
著 
定価1260円
ふるさと文庫193/160頁

ネギ、カブ、落花生、梨、イワシ、タイそしてアワビにカツオ、誰も言わないが房総は食材の宝庫で、素材の実力では世界一豊かと著者。そこで時折は包丁を握り、己が舌で味を確かめつつ「千葉はうまい」ことを紙面で報告。4年に亘って朝日新聞千葉版に好評連載された「旬・菜・記」、本書に纏め、著者の結論は断然「千葉はうまかった」

ちば滝めぐり   
う沢 喜久雄 鵜沢 幸子
著 
定価2100円
A5判/208頁

千葉県には200を越す滝がある。紀行文と写真(カラー16頁)による二人三脚の「滝探しの旅」の成果は、有名な粟又の滝(大多喜町)や、こんなところにと見過ごしていた滝、勘や登山道具を頼りに探り当てた隠れた滝96に上る。滝を巡る旅は、その存在だけでなく、滝に纏わる神仏、天狗さま、大蛇との関わりなど山人と生活に関する信仰と深い縁、そして地理的に「房総と紀州」「房総と伊予」を結びつける「黒潮の力」を知ることにもなる。本書は滝の集中する南房総の山を中心とする「ちば滝めぐり」のバイブルである。
幕末の大風   
慶応四年幕府海軍帆船美賀保丸一件と
白虎隊
山形 紘
著 
定価1365円
ふるさと文庫192/200頁

慶応4年8月、榎本武揚の指揮する江戸からの脱走艦隊の一隻だった美賀保丸。しかし榎本艦隊は直後銚子沖で大風(台風)に遭遇し、美賀保丸は座礁難破する。この大風の復元を通して、気象から見たもう一つの幕末維新史を試みる意欲作。

房総 山と峠の物語  
内田 栄一
著 
定価2100円
全書判/248頁

今では麓で山のことを尋ねても八十歳近くの人でないとほとんど判らないことが多い。・・・そこで山の歴史や民俗の上で、必要かつ興味深いと思われる事柄を選び、筆者なりにより詳しく考察してみた。どうかこの本が、読者諸賢の房総山歩きにより深い興味と趣をもたらし、また更なる房総諸嶺探求の契機となり、一助にでもなればと願っている。

根郷と宿 みりんが香る街 流山 
青木更吉 著 
定価2100円
四六判/260頁

ミリンの里・流山、その範囲は旧流山市街、つまり根郷(ねごう)・宿(しゅく)地区という狭い街である。しかしこの街には歴史が詰まっている。見える部分は少なく、話を聞いてみてはじめて歴史が見えてくる。そんな汲めども尽きない話にひかれて30年。本書は、著者が自分が住む流山への思いを「胸をわくわくさせて」書いた著。

濱口梧陵と医学  
川村純一
著 
定価1050円
B6判/120頁


紀州広村(現・和歌山県有田郡広川町)に生まれた「濱口梧陵」。戦前の国語読本にある「稲むらの火」の五兵衛のモデルである。濱口家は元禄年間に銚子で醤油醸造業を始め、現在もヤマサ醤油の名で知られている。豪商とはいえ医師でもない一商人であった梧陵が、幕末から明治にかけてわが国医学の発展のためにいかに尽くしたか。(著者まえがき)

房総の伝説民話紀行 
さいとう・はるき 著 
定価1575円
全書判/196頁


壬申の乱で敗れた大友皇子、独立国家を夢見た平将門、房総の勢力を結集し天下を取った源頼朝、仏教界へ新風を吹き込んだ日蓮、そして安房里見氏、弘法大師や竜神伝説の数々・・・「こんな伝説もありますよ」と紹介する文とイラストによる房総の史実と伝説80。

産鉄族オオ氏 
−新編 東国の古代− 
柴田 弘武
著 
定価1890円
全書判/328頁


独自の弥生文化を有した古代東国ー常陸、上総、下総、磐城の地方が産鉄族オオ氏に支配され、やがて大和朝廷の統一王圏に組み込まれていく5〜8世紀後半の歴史。『常陸国風土記』を読み解き、現地踏査を踏まえ、古代東国の実像に迫る。

流山近代史 
−『流山市史 通史編』原著全五章− 
山形 紘 著
3150円(税込)
B5判箱入り/338頁


本書のサブタイトル「『流山市史 通史編』原著全五章」とは本来、市の教育委員会が出した『流山市史 通史編』の中にそっくり納められるべきものだったことを意味している。それが執筆者に何の断りもせず「2328ヵ所」(朝日新聞)もの改ざんを施して、『市史』として発行されてしまったのである。その後著者は『流山市史 通史編』から、執筆者としての名前の削除を求めた。本書は歴史家としての良心から、著者が自費を投じて出版した著である。

村の記憶 
−手賀沼縁りに生きて− 
星野 七郎
著 
1680円(税込)
全書判
/264頁

千葉県我孫子市、手賀沼北岸の丘陵村落、湖北地区中里とその周辺地域。北の利根川、南の手賀沼。水田、畑、森とその地の人々。お互い助けられ、肩を寄せ合って生きていた時代。優しさと厳しさが混在する労働と暮らしの回想と復元・・・。

新編 旧水戸街道繁盛紀 
山本 鉱太郎
著 
1890円(税込)
全書判/390頁


日本橋から千住・松戸・我孫子・取手・土浦・石岡を経て水戸に至る旧水戸街道。この重要な脇住還を旅行作家が歩く。冬は筑波颪の中、夏は炎暑の街道を歩き続ける。1994年に上下版として刊行された本書は品切れとなっていたが、著者は今回の新版にあたり再度、街道を踏破した。
コルバン婦人 
−房州に捧げられた人− 
平本 紀久雄 著 
1050円(税込)
ふるさと文庫190/128頁


英国・ウェールズ生まれのコルバン夫人。夫とともに函館、そして南房総に赴く。夫の亡きあと、彼女は明治末から昭和にかけてその生涯をキリスト教房州伝道に捧げた。

俳句流山 
−わたしの原郷− 
高橋 龍
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫191/168頁


昭和6年1月の「ホトトギス」の武蔵野探勝流山吟行。流山における嘱目吟に秘められた虚子の深意、秋桜子の決意とは? 俳句史の一転回点ともなった「ホトトギス」の流山吟行など原郷の俳風景。

常総内海の中世 
−地域権力と水運の展開− 
千野原 靖方
著 
3990円(税込)
A5判上製/340頁


印旛・手賀沼、霞ヶ浦、利根川下流域を中心に古代・中世に繰り広げられてきた水運・沿岸津々の実態。また香取社領、古河公方、関宿城そして沿岸地域領主権力等、これら水域をめぐる支配の様相を活写!

一刀流皆伝史 
千野原 靖方
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫188/142頁


一刀流の始祖、小野次郎右衛門忠明は安房国御子神村(現千葉県南房総市)出身である。飯篠山城守や塚原ト伝、小野忠明の師・伊藤一刀斎に至る中世刀槍術者の系譜、同時代の柳生新陰流、そして忠明の系譜は幕末の北辰一刀流・千葉周作まで続く。
百句百景 
−ふるさとの俳句に見る風土と人− 

秋元 大吉郎
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫189/148頁


五七五を通して垣間見る土地と人々。ベテラン俳人が10年にわたり書き継いだ自由闊達な作品鑑賞。著者と市井の俳句の数々がひびき合う。
佐倉牧を歩く 
青木 更吉
著 
1575円(税込)
全書判/232頁


江戸時代、房総には小金牧、佐倉牧、嶺岡牧があっていずれも幕府の直轄だった。広大な下総台地に広がっていた軍馬養成の牧、佐倉牧。現地調査、古文書、歴史書で読み解いた画期的な〈房総の牧5部作〉完結の書!

【青木更吉〈房総の牧5部作〉 既刊】
小金牧 野馬土手は泣いている
佐倉牧 続 野馬土手は泣いている
小金牧を歩く
嶺岡牧を歩く
【各定価1575円(税込)】
幕府医師団と奥医師「青木春岱」 
青木 昇
著 
1050円(税込)
全書判/124頁


幕末期の花又(花畑)〈現東京都足立区花畑〉出身の青木春岱(しゅんたい)。郷士の子から医師になり、しかも将軍の侍医である「奥御医師」の地位につく。森鴎外の「渋江抽斎」「その六十二」にこの春岱の名はある。医師としては当時最高の地位についた人物が郷里においてほとんど知られていない。また、当時技量抜群の流行医であったであろうことは疑いがない春岱が、何故今日かくもその事蹟が隠滅してしまったのであろうか。著者の執念の追跡が始まる。
慶応四年新撰組近藤勇始末 
江戸から五兵衛新田・流山・板橋まで

あさくら ゆう
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫187/188頁


慶応四年(一八六八)一月、新撰組は江戸に来た。京都で勇名を馳せた「新撰組」は鳥羽伏見の戦争により、多くの仲間を失った。新撰組はこの後、果たしてどのような闘いを見せるのか。そして近藤勇の運命は?慶応四年一月より近藤が最期を迎える四月までの出来事を、北海道から九州まで日本を縦断してくまなく探した著者が、いくつもの新史料をふんだんに使って書き上げた戊辰戦役史を塗り替える新たな一冊。

下総佐倉の農民騒動 
須田 茂
著 
3990円(税込)
A5版ケース入り/288頁


本書は、近世封建社会のもと、下総国佐倉藩領内で起きた百姓一揆・村方騒動など、農民騒動を三編にまとめたものである。それぞれの騒動は、佐倉藩政の時代性、城付領という地域性、中世以降の土着性に基づいた農民の家格性などをめぐる争論である(著者「自序」より)。急逝した気鋭の研究者が死の直前まで筆を執り続けた力編の刊行。限定350部の予約出版。
生きている印旛沼
−民俗と自然−
白鳥 孝治
著 
2100円(税込)
A5/164頁


印旛沼は不思議な沼である。流域には、いわゆる「水源地」がなく、人が大勢住んでいるところそのものが印旛沼の水源地である。歴史的な遺跡や古村のたたずまいと現代的な住宅団地との混在、山紫水明を思わせる景色と水質汚染に悩む印旛沼の矛盾。これらは印旛沼を取り巻くこの地域の地理的環境の下に、人々が良かれと思いながら生活し、自然に手を加え、時間とともに積み重ねてきた姿である。印旛沼は、この地域の人々の生きる姿を移す鏡であったのである。(著者「序」より抜粋)

新編市川歴史探訪 
下総国府周辺散策
千野原 靖方
著 
1575円(税込)
全書版/208頁


下総国府とその周辺の歴史を知るための解説書として好評を博してきた本書も旧版以来二十余年。その後の新たな発見や研究成果、更に周辺環境の変化、歴史建築物の移転などを踏まえた新原稿を加えた再編集。新しく地図・図版・写真などを多数掲載して旧跡探訪の便宜を図りました。歴史散策の良き友として最良の一冊。

船橋の歴史散歩
            

宮原 武夫 編著 
定価2000円
A5判/330頁

「元禄の絵図と同じ道が残る村」「戦争と平和を石に刻んだ村」「文明開化の道・木下街道」など、テーマを明示した13のコースによる船橋の史跡巡りからなる本書は、建物・仏像・石碑などの「物」だけでなく、「物」の背景に隠されている「人・民衆」の姿を明らかにする。
「自分たちが今住んでいる地域にも確かな歴史があることを実感した。・・・」(本書「あとがき」)

船橋の歴史散歩
            

宮原 武夫 編著 
定価2000円
A5判/330頁

「元禄の絵図と同じ道が残る村」「戦争と平和を石に刻んだ村」「文明開化の道・木下街道」など、テーマを明示した13のコースによる船橋の史跡巡りからなる本書は、建物・仏像・石碑などの「物」だけでなく、「物」の背景に隠されている「人・民衆」の姿を明らかにする。
「自分たちが今住んでいる地域にも確かな歴史があることを実感した。・・・」(本書「あとがき」)

紫陽花寺異聞
            

遠山 あき 著 
定価2310円
四六判/224頁

私の作品は「いい人ばかりが登場する。綺麗ごとになっている」と評されます。なるほどいかにも左様・・・。それは、永い人生を生きてきた者としての人生観がもたらした結果かもしれません。世の中の総てのことを否定的に受け止めたら人生真っ暗、希望も夢もありません。・・・93歳になる日本農民文学賞受賞作家による本書は再生の道を仏に求めた女性の一途な人生を描く表題作ほか2作を収める。

歌物語 パステル・ハイスクール
            

内山 咲一 著 
定価850円
新書判/104頁

積分も微分も古文も漢文もちんぷんかんぷんチチンプイプイ!
チョコレート溶けてくように教室の机の上に溶けてく僕ら
ごく普通の高校生たちの、たわいない、しかしかけがいのない日々。刻々と揺れ動く彼ら、彼女らの心模様を綴る若者たちへの応援歌。

流山産業人国記 
山本 文男 著 
定価3990円
A5判/388頁

「味醂の街」として知られる流山だが、一方、マイナスイオン歯ブラシの発明や日本の卓球台の開発などに心血を注いだ発明企業家たち、また日本の自動車工業を救った技術開発や合成酒業界の大手メーカー、そして魅力溢れるふるさと産業など数多く存在する。本書は多彩な産業・産業人が活躍する昭和の流山産業史であり、地方都市を支えた産業人たちの物語。

小文間物語 
饗場 芳隆 著 
定価2100円
四六判/286頁

茨城県取手市の「奥座敷」と言われる小文間(おもんま)地域。南に利根川、北は相馬二万石といわれる穀倉地帯に挟まれ、市街地に極めて近い位置にありながら、かつての村落の暮らしの雰囲気と自然を今なおとどめている。この地に生まれ育った著者による本書は、水と緑に恵まれた貴重な台地の記憶を長年に亘って掘り起こした魅力溢れる新たな風土記である。

平戸オランダ商館長カロン夫人の生涯 
海を渡ったもうひとりの蝶々さん
山 ももこ 著 
定価1575円
四六判/360頁

オランダ商館は、1609年、平戸に置かれ、1641年、当時の商館長(カピタン)フランソワ・カロンの時代に長崎の出島へ移転したオランダ東インド会社の日本における出先機関である。本書は当時の徳川幕府による対外政策を背景に、カロンとその日本人妻との激動の数十年を描く。

小金原を歩く   
将軍鹿狩りと水戸家鷹狩り
青木 更吉 著 
定価1575円
全書判
/240頁

徳川将軍家260年の治下、ところは下総・小金原。10万の旗本・農民が動員されて鹿狩りが行われた。人馬が轟き、砂塵が舞う。鹿の死闘、捕獲にどよめく鬨(とき)の声。江戸時代4回も行われた鹿狩りの細部を積み重ね、松戸、鎌ヶ谷、柏、印西等現地を歩き、誕生した歴史ノンフィクションの傑作。

ちばの湧水めぐり   
湧き水から訪ねる千葉の自然と文化
特定非営利活動法人 水環境研究所 編著
定価2100円
A5判/144頁

NPO法人水環境研究所は2006年から4年をかけて千葉県内206の湧水を調べた。地下水が台地の崖下や丘陵の谷間からわき出た湧水は県内で1140ヵ所が確認されているという。本書は佐倉城主大久保加賀守が江戸の往来の際必ず立ち寄り飲んだという「加賀湧水」から始め、湧水めぐりは98ヵ所。それぞれの湧水に地質・湧水状況・水温・湧出量・故事来歴等を付す。

小弓公方足利義明   
関東足利氏の正嫡争いと房総諸士
千野原 靖方 著 
定価1260円
ふるさと文庫197/176頁

房総で勢力を伸張し地域権力として君臨した小弓公方(おゆみくぼう)足利義明。小弓公方とは、関東における足利氏(基氏流)の公方家のひとつ。下総国千葉郡小弓(現在の千葉市中央区生実・同緑区おゆみ野の一帯)に本拠地があった。本書は足利義明の生い立ちから滅亡に至る歴史過程を房総諸士の動向の中に辿る。

「ナリタ」の物語   
1978年開港から
大和田 武士・鹿野 幹男 著 
定価1260円
ふるさと文庫196/160頁

本書は成田開港30周年にあたる2008年、30年以上たったからこそ話せる思いやエピソードがあるかもしれないー。朝日新聞成田支局の記者たちはそんな考えを抱いて「管制塔占拠事件」「機動隊」「東峰十字路事件」「民家への強制代執行」等を取材する。巻末にはかつては仇敵同士だった地域共生担当のNAA専務の伊藤斉さんと石毛博道さんの対談を収める。国土交通大臣の「羽田ハブ化」発言、東峰地区に今も暮らす反対派農家2戸、成田空港問題はまだ、終わっていない。

ポケット版 楽しい東葛ウォーク事典 
流山・野田・松戸・柏・我孫子・市川・柴又・取手を歩く
流山市立博物館友の会編著 
定価1785円
全書判/240頁

昨今、旧い街道歩きが盛んで、多くの人が街道の歴史や文学や民俗を学びながら知的に歩く。そこで流山市立博物館友の会の20数名のスタッフが水戸街道、日光東往還、鮮魚街道、常磐線沿線地域を手分けしてつぶさに踏査し、便利な地図と写真満載の楽しい本を作り上げた。この本片手に歩けば、きっと何かいい発見や収穫があり、今までに増して歴史や地理・文学にも興味が湧くはずである。

漱石の夏休み帳   
関 宏夫 著 
定価2100円
四六判/264頁

明治22年(1889)夏、夏目漱石は房総を訪れて房総漢文紀行『木屑録(ぼくせつろく)』を書く。第一高等中学同級の「おれとおまえ」の仲であった正岡子規は同書を「一読三嘆」、二年後の春、房総行脚を敢行、『かくれみの』を書いた。青春真っ只中の漱石と子規。房総の地を『木屑録』を通して巡る。

イワシ屋の身辺雑記   
平本 紀久雄
著 
定価2100円
全書判/200頁

四〇年続けたイワシ研究の思い出は尽きないと著者は語る。永年にわたってイワシの漁況予報に携わっていたので、著者の興味は研究の根拠となる魚の生態学にとどまらず、漁業史や民俗学などに多方面に広がる。フィールドノートを基に、雑記帳には永年集めたメモが蓄えられていた。それがこの本の中核をなす「イワシ屋の身辺雑記」である。

朝鮮の千葉村物語   
石垣 幸子
著 
定価1260円
ふるさと文庫195/140頁

明治時代末、九十九里浜沿岸は深刻な不漁に襲われる。新聞は「九十九里の惨状」と題した記事を連載し、この近来まれな惨状を救出するのは国民の一大急務であると主張した。そうした時代背景の下、千葉県水産組合連合会は、朝鮮への漁業移民を討議、1905年、釜山近くの馬山近郊に「千葉村」が建設される。房総漁民と千葉村の短い歴史を追って、著者は馬山へと赴く。
慶応四年新撰組隊士伝 
下総流山に転機を迎えた男たち  
あさくらゆう
著 
定価1260円
ふるさと文庫194/188頁

前著(『慶応四年新撰組近藤勇始末』)で近藤勇の波乱万丈の晩年を描いた著者が本書で取り上げた人物は、土方歳三、島田魁、市村兄弟、近藤隼雄、安富才輔の六人。全国から集めた史料を縦横に駆使し、新撰組隊士たちの知られざる実像に迫る。

昭和放水路をたどる 
利根川増補計画  
倉田智子
著 
定価1890円
A5
判/160頁

利根川治水を主目的として洪水時に利根川の水を東京湾に放流させる目的の「利根川放水路」。戦時下の昭和一四年着工、同一九年中止となった。若干の公式記録と工事現場の残跡、近所の古老に当時の記憶としてあるだけのこの幻の放水路を著者は六〇年を経て辿る。

戦国房総人名辞典  
千野原 靖方
著 
定価5670円
A5判箱入り/484頁

房総(安房・上総・下総三国/今日の千葉県全域と茨城県、埼玉県、東京都の一部を含む地域)に関係する戦国時代(享徳の乱・1454〜秀吉の小田原攻め・1590)の人名1700項目超。人名は五十音順、漢字・ひらがな・かたかな表記。素性、系譜等簡潔に解説。本書は房総中世史研究の第一人者による数十年に及ぶ研究蓄積である。

旬・菜・記 千葉はうまい   
高山 修一
著 
定価1260円
ふるさと文庫193/160頁

ネギ、カブ、落花生、梨、イワシ、タイそしてアワビにカツオ、誰も言わないが房総は食材の宝庫で、素材の実力では世界一豊かと著者。そこで時折は包丁を握り、己が舌で味を確かめつつ「千葉はうまい」ことを紙面で報告。4年に亘って朝日新聞千葉版に好評連載された「旬・菜・記」、本書に纏め、著者の結論は断然「千葉はうまかった」

ちば滝めぐり   
う沢 喜久雄 鵜沢 幸子
著 
定価2100円
A5判/208頁

千葉県には200を越す滝がある。紀行文と写真(カラー16頁)による二人三脚の「滝探しの旅」の成果は、有名な粟又の滝(大多喜町)や、こんなところにと見過ごしていた滝、勘や登山道具を頼りに探り当てた隠れた滝96に上る。滝を巡る旅は、その存在だけでなく、滝に纏わる神仏、天狗さま、大蛇との関わりなど山人と生活に関する信仰と深い縁、そして地理的に「房総と紀州」「房総と伊予」を結びつける「黒潮の力」を知ることにもなる。本書は滝の集中する南房総の山を中心とする「ちば滝めぐり」のバイブルである。
幕末の大風   
慶応四年幕府海軍帆船美賀保丸一件と
白虎隊
山形 紘
著 
定価1365円
ふるさと文庫192/200頁

慶応4年8月、榎本武揚の指揮する江戸からの脱走艦隊の一隻だった美賀保丸。しかし榎本艦隊は直後銚子沖で大風(台風)に遭遇し、美賀保丸は座礁難破する。この大風の復元を通して、気象から見たもう一つの幕末維新史を試みる意欲作。

房総 山と峠の物語  
内田 栄一
著 
定価2100円
全書判/248頁

今では麓で山のことを尋ねても八十歳近くの人でないとほとんど判らないことが多い。・・・そこで山の歴史や民俗の上で、必要かつ興味深いと思われる事柄を選び、筆者なりにより詳しく考察してみた。どうかこの本が、読者諸賢の房総山歩きにより深い興味と趣をもたらし、また更なる房総諸嶺探求の契機となり、一助にでもなればと願っている。

根郷と宿 みりんが香る街 流山 
青木更吉 著 
定価2100円
四六判/260頁

ミリンの里・流山、その範囲は旧流山市街、つまり根郷(ねごう)・宿(しゅく)地区という狭い街である。しかしこの街には歴史が詰まっている。見える部分は少なく、話を聞いてみてはじめて歴史が見えてくる。そんな汲めども尽きない話にひかれて30年。本書は、著者が自分が住む流山への思いを「胸をわくわくさせて」書いた著。

濱口梧陵と医学  
川村純一
著 
定価1050円
B6判/120頁


紀州広村(現・和歌山県有田郡広川町)に生まれた「濱口梧陵」。戦前の国語読本にある「稲むらの火」の五兵衛のモデルである。濱口家は元禄年間に銚子で醤油醸造業を始め、現在もヤマサ醤油の名で知られている。豪商とはいえ医師でもない一商人であった梧陵が、幕末から明治にかけてわが国医学の発展のためにいかに尽くしたか。(著者まえがき)

房総の伝説民話紀行 
さいとう・はるき 著 
定価1575円
全書判/196頁


壬申の乱で敗れた大友皇子、独立国家を夢見た平将門、房総の勢力を結集し天下を取った源頼朝、仏教界へ新風を吹き込んだ日蓮、そして安房里見氏、弘法大師や竜神伝説の数々・・・「こんな伝説もありますよ」と紹介する文とイラストによる房総の史実と伝説80。

産鉄族オオ氏 
−新編 東国の古代− 
柴田 弘武
著 
定価1890円
全書判/328頁


独自の弥生文化を有した古代東国ー常陸、上総、下総、磐城の地方が産鉄族オオ氏に支配され、やがて大和朝廷の統一王圏に組み込まれていく5〜8世紀後半の歴史。『常陸国風土記』を読み解き、現地踏査を踏まえ、古代東国の実像に迫る。

流山近代史 
−『流山市史 通史編』原著全五章− 
山形 紘 著
3150円(税込)
B5判箱入り/338頁


本書のサブタイトル「『流山市史 通史編』原著全五章」とは本来、市の教育委員会が出した『流山市史 通史編』の中にそっくり納められるべきものだったことを意味している。それが執筆者に何の断りもせず「2328ヵ所」(朝日新聞)もの改ざんを施して、『市史』として発行されてしまったのである。その後著者は『流山市史 通史編』から、執筆者としての名前の削除を求めた。本書は歴史家としての良心から、著者が自費を投じて出版した著である。

村の記憶 
−手賀沼縁りに生きて− 
星野 七郎
著 
1680円(税込)
全書判
/264頁

千葉県我孫子市、手賀沼北岸の丘陵村落、湖北地区中里とその周辺地域。北の利根川、南の手賀沼。水田、畑、森とその地の人々。お互い助けられ、肩を寄せ合って生きていた時代。優しさと厳しさが混在する労働と暮らしの回想と復元・・・。

新編 旧水戸街道繁盛紀 
山本 鉱太郎
著 
1890円(税込)
全書判/390頁


日本橋から千住・松戸・我孫子・取手・土浦・石岡を経て水戸に至る旧水戸街道。この重要な脇住還を旅行作家が歩く。冬は筑波颪の中、夏は炎暑の街道を歩き続ける。1994年に上下版として刊行された本書は品切れとなっていたが、著者は今回の新版にあたり再度、街道を踏破した。
コルバン婦人 
−房州に捧げられた人− 
平本 紀久雄 著 
1050円(税込)
ふるさと文庫190/128頁


英国・ウェールズ生まれのコルバン夫人。夫とともに函館、そして南房総に赴く。夫の亡きあと、彼女は明治末から昭和にかけてその生涯をキリスト教房州伝道に捧げた。

俳句流山 
−わたしの原郷− 
高橋 龍
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫191/168頁


昭和6年1月の「ホトトギス」の武蔵野探勝流山吟行。流山における嘱目吟に秘められた虚子の深意、秋桜子の決意とは? 俳句史の一転回点ともなった「ホトトギス」の流山吟行など原郷の俳風景。

常総内海の中世 
−地域権力と水運の展開− 
千野原 靖方
著 
3990円(税込)
A5判上製/340頁


印旛・手賀沼、霞ヶ浦、利根川下流域を中心に古代・中世に繰り広げられてきた水運・沿岸津々の実態。また香取社領、古河公方、関宿城そして沿岸地域領主権力等、これら水域をめぐる支配の様相を活写!

一刀流皆伝史 
千野原 靖方
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫188/142頁


一刀流の始祖、小野次郎右衛門忠明は安房国御子神村(現千葉県南房総市)出身である。飯篠山城守や塚原ト伝、小野忠明の師・伊藤一刀斎に至る中世刀槍術者の系譜、同時代の柳生新陰流、そして忠明の系譜は幕末の北辰一刀流・千葉周作まで続く。
百句百景 
−ふるさとの俳句に見る風土と人− 

秋元 大吉郎
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫189/148頁


五七五を通して垣間見る土地と人々。ベテラン俳人が10年にわたり書き継いだ自由闊達な作品鑑賞。著者と市井の俳句の数々がひびき合う。
佐倉牧を歩く 
青木 更吉
著 
1575円(税込)
全書判/232頁


江戸時代、房総には小金牧、佐倉牧、嶺岡牧があっていずれも幕府の直轄だった。広大な下総台地に広がっていた軍馬養成の牧、佐倉牧。現地調査、古文書、歴史書で読み解いた画期的な〈房総の牧5部作〉完結の書!

【青木更吉〈房総の牧5部作〉 既刊】
小金牧 野馬土手は泣いている
佐倉牧 続 野馬土手は泣いている
小金牧を歩く
嶺岡牧を歩く
【各定価1575円(税込)】
幕府医師団と奥医師「青木春岱」 
青木 昇
著 
1050円(税込)
全書判/124頁


幕末期の花又(花畑)〈現東京都足立区花畑〉出身の青木春岱(しゅんたい)。郷士の子から医師になり、しかも将軍の侍医である「奥御医師」の地位につく。森鴎外の「渋江抽斎」「その六十二」にこの春岱の名はある。医師としては当時最高の地位についた人物が郷里においてほとんど知られていない。また、当時技量抜群の流行医であったであろうことは疑いがない春岱が、何故今日かくもその事蹟が隠滅してしまったのであろうか。著者の執念の追跡が始まる。
慶応四年新撰組近藤勇始末 
江戸から五兵衛新田・流山・板橋まで

あさくら ゆう
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫187/188頁


慶応四年(一八六八)一月、新撰組は江戸に来た。京都で勇名を馳せた「新撰組」は鳥羽伏見の戦争により、多くの仲間を失った。新撰組はこの後、果たしてどのような闘いを見せるのか。そして近藤勇の運命は?慶応四年一月より近藤が最期を迎える四月までの出来事を、北海道から九州まで日本を縦断してくまなく探した著者が、いくつもの新史料をふんだんに使って書き上げた戊辰戦役史を塗り替える新たな一冊。

下総佐倉の農民騒動 
須田 茂
著 
3990円(税込)
A5版ケース入り/288頁


本書は、近世封建社会のもと、下総国佐倉藩領内で起きた百姓一揆・村方騒動など、農民騒動を三編にまとめたものである。それぞれの騒動は、佐倉藩政の時代性、城付領という地域性、中世以降の土着性に基づいた農民の家格性などをめぐる争論である(著者「自序」より)。急逝した気鋭の研究者が死の直前まで筆を執り続けた力編の刊行。限定350部の予約出版。
生きている印旛沼
−民俗と自然−
白鳥 孝治
著 
2100円(税込)
A5/164頁


印旛沼は不思議な沼である。流域には、いわゆる「水源地」がなく、人が大勢住んでいるところそのものが印旛沼の水源地である。歴史的な遺跡や古村のたたずまいと現代的な住宅団地との混在、山紫水明を思わせる景色と水質汚染に悩む印旛沼の矛盾。これらは印旛沼を取り巻くこの地域の地理的環境の下に、人々が良かれと思いながら生活し、自然に手を加え、時間とともに積み重ねてきた姿である。印旛沼は、この地域の人々の生きる姿を移す鏡であったのである。(著者「序」より抜粋)

新編市川歴史探訪 
下総国府周辺散策
千野原 靖方
著 
1575円(税込)
全書版/208頁


下総国府とその周辺の歴史を知るための解説書として好評を博してきた本書も旧版以来二十余年。その後の新たな発見や研究成果、更に周辺環境の変化、歴史建築物の移転などを踏まえた新原稿を加えた再編集。新しく地図・図版・写真などを多数掲載して旧跡探訪の便宜を図りました。歴史散策の良き友として最良の一冊。

 
ふみよみ書房
江南文学会
地方小出版流通センター
首都圏出版人懇談会
我孫子市史研究センター
随想舎
無明舎出版
幹書房
新人物往来社
studio wuu
色えんぴつとふでぺん
イラストレーター さいとう・はるきの部屋
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