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・崙書房出版・新刊案内 【新刊情報2016/1月】

永遠の平和
千葉の「戦後70年」を歩く


東京新聞千葉支局 編著 
定価:本体1500円
全書
判/248頁

日本を終戦に導く役割を果たした宰相・鈴木貫太郎、国際協調主義を体現した外交官の石井菊次郎、日独伊三国同盟を推進し、A級戦犯となった白鳥敏夫。沖縄戦で「沖縄県民 斯ク戦ヘリ」の電報を残し、自決した大田実中将。九十九里の浜に戦後の約十年間存在した「キャンプ片貝」。軍への供出という歴史と全国一の収穫量を誇るナシの「幸水」。かつて千葉市に東京大学の「第二工学部」があった。有名な童謡「里の秋」の「出自」。一方戦後の大規模な開発事業は多くの負の遺産も残した。成田空港建設反対闘争、銚子市に見る地方都市の衰退、開発に翻弄される浦安市等々。鈴木貫太郎の最期の言葉「永遠の平和」。本書は千葉県の戦後の歩みを振り返り、平和を改めて考える。

知らずの森
ファンタジー将門 愛は時を超えて

本間 直子 著 
定価:本体880円
四六
判/160頁

主人公平アユミは、ある時仕事先のホテルで、不思議な体験をした。それは時空の旅ータイムトリップだった。同じ体験を、故郷の実家に帰る際に味わったアユミは、突如行方不明となった、平将門の末裔と称する夫の小次郎を探しに時空の旅に出かけるのだった・・・。新進気鋭が放つファンタジーワールド。

我孫子の地名と歴史
わが町の字誌(あざし)

我孫子市史研究センター 編 
定価:本体2000円
B5
判/320頁

地域の最小単位の地名「小字(こあざ)」は相次ぐ住居表示の変更や大型開発で急速に消滅していった。本書は千葉県我孫子市の市民団体「我孫子市史研究センター」が市内の大字117を35の地区に分け、それぞれの沿革や神社仏閣、著名人などとともに小字や地名の由来を紹介するまさに「字誌」である。また巻末には地区ごとの小字を復元した「小字区分図」と自然・地形や耕作、交通・集落などとの関連を示す「小字分類表」を収録。小字の由来を丹念に発掘し、地域の歴史・地理に光を当てた労作である。

千葉・勝浦
釣り漁業の伝道師 木村金太郎

平本 紀久雄 著 
定価:本体1300円
ふるさと文庫213 新書判
/168頁

敗戦直後の食糧難時代は沿岸漁業にとって希望に満ちた時代だった。しかしその後わが国の漁業は漁船の大型化にともない、沿岸から沖合い漁業へ、沖合から遠洋へと主軸を移す。その間、千葉県周辺でもサバの漁獲をめぐるまき網と釣り漁業の壮絶な漁業紛争があった。本書は敗戦後の民主運動の先頭に立って千葉県勝浦地区を中心に全国で活躍した一本釣り漁師たち、とりわけ一介のにわか漁師だった木村金太郎の活動を通して、房総の一本釣り漁師たちの歩みを追う。衰退する全国の沿岸漁業への励ましの書でもある。

深層の一茶
「心の師は西鶴、反芭蕉の心」


伊藤 晃 著 
定価:本体2000円(税別)
四六
判/196頁

「畠打(はたうち)や手洟(てばな)をねじる梅の花」。「七番日記」にあるこの句を著者は、一茶の、最も一茶らしい句、彼の農民精神、農民魂が飛び出したような句という。武士の魂ではない。そこに一茶の「反芭蕉」を見いだす。この句はまた流山の著者の家のあたりの句でもある。なぜそんなに一茶のことを書くのかと問われ、著者は「郷土愛」「同じ農民出身」と答える。昭和2年生まれの著者にとって、一茶は「いくら書いても書ききれない」存在なのである。

戦後70年 語り継ぐ戦争◆流山からの
メッセージ

あの時子どもだったわたしたちは・・・

「明日も平和であるためにを推進する会」編 
定価:本体2000円(税別)
A5
判/376頁

「昭和二十年二月二十四日、うちのそばに落ちた爆弾で、母と弟は死にました」戦後七十年、「あの時子どもだった」90余名の人々による戦争の記憶の数々。・・「あの当時(七十数年前)ご自分が何処にいたのかについては多岐に亘っています。本書を「流山からのメッセージ」としましたが、全国的な広がりのある記録を載せることができました。現在十七万人の人口のうち、約十四〜十五万人が戦後他の土地から流山に移り住んだ人たちです。本書には第二部として土地の古老からの聞き書きを収録しました。これにより古老からの貴重な戦争体験を完璧な形で記録に残せたことは意義深いことです。「話者」のご高齢、病気勝ち、記憶の風化等を考慮すればこれが最後のチャンスだったと思えます」(「はじめに」より)

房総から広がる潜水器漁業史

大場 俊雄 著 
定価:本体1400円(税別)
新書
判/212頁

明治11年房総で潜水器がアワビ漁業に使われ始めた。千葉県はこのフランス式手押しポンプと浅利式マスク潜水器を使った方式の先進県。NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」で知られた「南部もぐり」という潜水術。明治32年今の岩手県洋野町の沖で座礁した船体を解体、引き揚げするためにやって来た4名の房洲(千葉県)潜水夫に雇われた地元の青年磯崎定吉は、もぐり(潜水)の達人であった。彼は房洲の潜水夫にその才能を見込まれ、ヘルメット式の潜水技術を伝えられた。かくして「南部もぐり」が誕生したという。本書はわが国潜水開祖、増田萬吉をはじめヘルメット式海産潜りとサルベージ潜りの歴史や技術進歩、潜水式漁業の国内外への伝播状況を克明に跡付ける。

成田の歴史小話百九十話

小倉 博 著 
定価:本体2500円(税別)
四六
判/268頁

著者は地元タウン誌の求めに応じ、「成田の歴史と史跡」と題した連載を行う。それまで機会あるたびに成田を調査してきた著者は、これを機に新たな発見を目指して調査を開始した。連載は七年に及ぶ。その間に、下総町、大栄町が成田市に合併、調査はその地にも及ぶ。本書は、一 成田山と門前町成田 二 近世の成田 三 近現代の成田 四 市川団十郎と成田山 五 成田街道 六 神に祈り仏に願う 七 石造物を尋ねて 八 くらしと口頭伝承、からなる。成田山新勝寺、市川団十郎、成田街道、成田地域の民俗誌など、奥の深い成田の歴史の多岐に亘るテーマをわかりやすくまとめた成田の地域史である。

人を守れ、村を守れ
水戸藩領内三ヶ野村組頭 源次衛門文書考
石島 久男 著 
定価:本体1500円(税別)
四六
判/136頁

水戸藩領内三ヶ野(みかの)村は現在の茨城県水戸市木葉下町の南部にあった村である。本書は、著者の自宅書院に保存されていた損傷著しい文書を判読し、それを基に幕末水戸藩政争の前夜に当たる時期の小さな村の歴史を丹念に掘り起こした労作である。村に生きた人々の姿を活写し、マクロの歴史がミクロの歴史の積み重ねの上にあることを納得させる。飢饉、間引き、人口減、困窮する村に直面し、江戸時代の社会は「上が下を支え、下が上を支える」という互恵関係が成立していた。単なる上下の身分関係からくる搾取・被搾取関係だけでは捉えきれない奥深い社会が立ち現れる。「人を守れ、村を守れ」の所以であった。

おゆみ野の歴史・風土とくらし
親子で親しむふるさと物語
鈴木 毅 著 
定価:本体2000円(税別)
A5
判/224頁

おゆみ野は日本住宅公団(現都市再生機構)が開発した現在の千葉市緑区のニュータウンである。1984(昭和59)年街開きが行われ、おゆみ野の街はスタートした。戦国時代には小弓公方の本拠、江戸時代には生実藩の領地であった。ただ本書は歴史記述の形はとらず、遺跡の宝庫、すなわち太古から人が住み易い土地としての「おゆみ野」を自然、人々の生活、子どもの生活といった視点から本書を構成する。おゆみ野の古き昔をたずね、これからもこの地が「いいところですね」と言われたいと、この地に住む著者は言う。

楽しい東葛人物事典
「東葛流山研究」第33号
流山市立博物館友の会 編 
定価:本体2800円(税別)
B5
判変型/108頁

東葛飾地域、現在の流山市、松戸市、柏市、野田市、我孫子市、そして市川市から選ばれた117名。平将門、日蓮から小林一茶、近藤勇、鈴木貫太郎、関根金次郎、幸田露伴、柳田国男、嘉納治五郎、志賀直哉、永井荷風、山本周五郎、山下清等々。そしてこの地にとって「大事な人だったな」と思える市井の人も多く選ばれた。さまざまな人生を二次体験する楽しみが本書に溢れる。

福田村事件 3刷

辻野 弥生 著 
定価:本体1200円(税別)
新書
判/168頁

平成25(2013)年初版発行の関東大震災直後に起きた香川の売薬行商人一行15人中10名殺害事件の真相に迫った本書にはさまざまな感想が届いた。一番多かったのは「よくこんな本を書きましたね」という驚きともねぎらいともとれるものだったと著者は言う。それまで地元でタブー視された理由の一つとも思われる被差別部落に踏み込んだことを意味した感想だったのであろう。「おかげさまで、利根川周辺をさまよっていた15人の霊が、ようやく浮かばれました」をはじめとする寄せられた感想の一部を抜粋した。「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」(西ドイツ・ヴァイツゼッカー元大統領)と著者は本書のあとがきで言う。

おひとり様 荷風

高山 修一 著 
定価:本体1200円(税別)
新書
判/148頁

作家、永井荷風は戦後13年を市川で暮らした。京成八幡駅近くの自宅で最期を看取る人もないまま死んでいるのが見つかって半世紀余。荷風畢竟の作品、「断腸亭日乗」と数編の小説、残生終焉の地でものした名随筆「葛飾土産」をひもとき、さらには荷風を語った諸書を手がかりに、落日にたたずむ市川時代の荷風散人永井壮吉をたどる。「孤独死」や「おひとり様」が珍しくなくなった昨今の人間模様の数々は、あたかも時代が荷風に追いついたかの感もある。

新しい伊能忠敬
一農民・一商人から地理学者へ

川村 優 著 
定価:本体1400円(税別)
新書
判/192頁

房総の生んだ代表的人物、伊能忠敬。56歳の寛政12年(1800)からはじまる蝦夷地測量から17年の全国測量は日本史上はじめて正確な日本地図を創出した。「日本の自然科学の父」(湯川秀樹)と称される彼はしかし、一農民、一商人としてのかたわら独力で自己の自然科学的な基礎実力を養った人物であった。著者の生家からほど近い地に生まれ育った幼少から敬愛やまぬ偉人を詳述する本書は、真にオリジナルな人生を生き抜いた新たな伊能忠敬像を私たちに提示してくれる。

流山の江戸時代を旅する

青木 更吉 著 
定価:本体2000円(税別)
四六
判/248頁

移住して半世紀の地、流山をひたすら歩き、見る、そして人に会い話を聞く。すると流山の地に、遠くて近い江戸時代の、街で暮らす呉服商が、義賊と吉原の遊女が、下総牧の牧士たちが、克明な日記を残した名主が、江戸川の河岸に生きるひとたちが、俳人小林一茶が、そして近藤勇と土方歳三が立ち現れる。「私は流山を愛し、流山の歴史に親しみ、流山の人々に親しく接し、話を丹念に聞いたればこそさまざまな歴史の真実を教えてもらえたような気がしている」と著者は語る。

滝口さんと船橋の地名を歩く

船橋地名研究会・滝口昭二 編著 
定価:本体3000円(税別)
B5
判/300頁

船橋市域の歴史の流れを見て、楽しみ、さがしあてるには、市域をあちこち歩いてみることです。「船橋を歩く」ためのお手伝いとしてこの本を作ってみました。どれも二時間足らずのコースですから、ちょっとした空いた時間にあるいは休日に、ふいとでることもできるでしょう。あるいは家族のみなさんとともに歩いてみるのもすばらしいと思います。(「まえがき」)船橋・葛飾・二宮・法典・八栄・豊富の各地域、50のコース。図版、写真350点収録。

近世地域教育の一断面
上総の郷学「至徳堂」の歴史
三浦 茂一 著 
定価:本体2800円(税別)
A5
判/236頁

上総国望陀郡高柳村(現・木更津市高柳)に文化14年(1817)、至徳堂(金田庄黌)という郷学が開設され、一時、南総の学問・文化の一大センターと目された。5章20節からなる本書のテーマは、西上総地域の歴史・文化的状況や至徳堂の設立理念・管理運営・中心的指導者の解明、地域(の人々)と至徳堂との関わりなど多方面にわたる。本書は文書史料・金石文の厳密な史料批判に基づく濃密な地域史研究の成果である。
流山みりん物語

川根 正教 著 
定価:本体1200円(税別)
新書判/152頁 ふるさと文庫209

「みりん」という文字(蜜淋酎)がはじめて出てくる文書は豊臣秀吉への献上を記した「駒井日記」、文禄2年(1593)のこと。当初甘い酒として飲まれていたみりんは、やがて江戸前料理に必須の調味料のひとつとなる。みりんといえば千葉・流山、二大ブランド「万上」が誕生したのは文化11年(1814)、「天晴」もその頃。従来のみりんに比べ色の淡さから「白みりん」と呼ばれる。みりん醸造の歴史と街との多彩な関わりを描く。

新しい小林一茶
「心の師」は西鶴
伊藤 晃 著 
定価:本体1300円(税別)
新書判/212頁 ふるさと文庫208

本書冒頭の3章で著者はまず、一茶15歳の出郷からほぼ50歳までの人生行路周辺を扱う。そして第4章以降、長年の一茶研究から発見した新所見を展開する。すなわち一茶が芭蕉門下葛飾派に属しながら突然「反芭蕉忌」の行動を起こしたこと、そして第二に一茶が小説を書くことをめざしていた人間であったということを散文作品に跡づける。師は西鶴、新しい一茶が見えてくる。

楽しい東葛いしぶみ事典
東葛流山研究32号
流山市立博物館友の会 編著 
定価:本体2800円(税別)
B5
判変型/128頁

街道を歩くと、神社や寺の小さな祠や堂に、あるいは草原に忘れ去られたように石碑ーいしぶみが建っている。それら一つ一つのなにげない”いしぶみ”にはその地の人々の悲喜こもごもの歴史がひそむ。東葛地域の道祖神、青面金剛、馬頭観音、顕彰碑、句碑、二十三夜塔、六地蔵等々を訪ね、碑を読み解き、後世に伝えたいというこの地の先祖の熱い思いを読み解く。


*おことわり*

平成26年3月以前の発行書籍は、定価が「5%税込」で表示されております。ご購入の際は、「本体価格+税金8%」になりますので、ご了承の程お願いいたします。

ノーサイド 成田闘争
最後になった社会党オルグ
桑折 勇一 著 
定価1260円
新書判/184頁

空港建設決定から半世紀弱。反対闘争で負傷者は延べ五千人を超え、死者は反対同盟、警察官を含め計六人。「成田闘争」とは国家により強権的に押し進められる政策にあくまで抵抗する住民・命がけで支援する者による権利と民主主義の実験場でもあり、「内乱」でもあった。今なお闘争を続ける最後のオルグを縦軸に成田闘争の半世紀弱を描く。

小林一茶なぞ・ふしぎ旅 
山本 鉱太郎 著 
定価2625円
四六
判/296頁

一茶ほど日本人に広く親しまれ愛されている詩人はいないだろうと著者は言う。しかし従来の一茶研究には一茶の精神形成のうえで多くの影響を与え、第二のふるさととなった北総地方についての記述が少ない。本書はその北総地方、流山に三十数年住む著者が、一茶の青春時代に第二のふるさと北総の新視点から、なぞ形式をとってせまる。「一茶はなぜふるさとを後にした」「なぜ知り合った流山の秋元双樹」「文化年間一茶は流山でなにをした」「なぜ芭蕉にこだわった」「なぜ江戸を去ったか」・・・

〔増補新版〕
歩いてみよう房総の自然

ちばの山と滝と温泉と
う沢 喜久雄 著 
定価1365円
全書
判/220頁

本書は『歩いてみよう房総の自然 ちばの山と滝と温泉と』(1990年)『ちばの温泉 地湯ってきちゃう』(1999年)を底本とし、増補・再構成した。著者は言う。「房総の歩きで覚った事は、房総半島は四季型でいつでもござれだ。一日でも一泊でも巡れる<安・近・短>の地だという事。不況の時世でも、高齢になっても、歓迎してくれる房総人がここにも、そこにも居るという事。こんな<宝の地>は識るだけでなく、実際に出歩く処だ。」

福田村事件 
関東大震災 知られざる悲劇
辻野 弥生 著 
定価1260円
新書
判/164頁

関東大震災直後の大正12年9月6日、利根川縁の千葉県福田村三ツ堀で香川の売薬行商人一行15名が自警団に囲まれ、うち10名が殺害された。関東大震災から90年、当時の様子を語れる人は無にひとしい。著者はこの事件の驚きと衝撃を教訓にし、記録にとどめて後世に伝えたいという一心で重いテーマに取り組む。

将門と忠常 
坂東兵乱の展開
千野原靖方 著 
定価1545円
全書
判/168頁

兵〔つわもの〕たちによる古代末期の二つの大反乱、平将門と平忠常の乱。東国独立を目指し坂東の野を疾駆した将門、その百年後、房総半島を三年にわたる大反乱に巻き込んだ将門の再来と称される平忠常の乱。古代から中世、兵〔つわもの〕から戦闘集団たる武士団への歴史過程を房総中世史研究の第一人者が追った。

房総人物伝 
千葉ゆかりの先覚者たち
川村優 著 
定価2940円
A5
判/268頁

三十四名にのぼる房総が生んだ人物、あるいは千葉を愛し、ここを第二の故郷とした他県人たち。特に江戸時代以降、房総に来遊・定着した文人墨客、渡来者は多い。佐倉惣五郎、青木昆陽、大原幽学、荻生徂徠、堀田正睦、市川団十郎、白鳥庫吉、津田梅子、杉野芳子等々の多彩な人物が登場する。

楽しい東葛歳時記事典 
東葛流山研究31
流山市立博物館友の会 編著 
定価2940円
B5変型
/148頁

歳時記は先人たちが生きてきた道案内であり、後から来る人への灯である--との編集方針から編まれた本書は、町の年中行事や祭礼、宗教・信仰、方言・諺、農民や漁民たちの暮らし、洪水や火災などの災害、渡しや街道などの交通、大衆芸能、娯楽、子供たちの遊びなど多岐にわたる。地域の生活文化をどう引き継ぐか、問いは重い。

湖北に生きる 
「湖北座会」三十年の歩み
湖北座会 編著 
定価3150円
A5
判/280頁

昭和五十八年、千葉県我孫子市の湖北地区に長老十四人が発起人となって「湖北座会」が発足した。利根川と手賀沼にはさまれた純農村地域の急激な変貌に危機感を覚えた老人達が立ち上がったのである。それから三十年、高齢化、会員減少により余力を残しながら会を閉じる。本書は三十年に及ぶ会の貴重な記録を集成した。

コウノトリの舞うまでに 
ガン・ツル・コウノトリに見る野田の自然史
新保弘 著 
定価1365円
新書
判/206頁

千葉県野田市。その利根川縁で多摩動物公園から譲り受けた一つがいのコウノトリの飼育が、近い将来の繁殖、巣立ち、放鳥を目指して2012年から始まった。江戸時代、日本各地に棲息していたコウノトリも現在では人工飼育以外は国内には皆無である。本書はコウノトリの飼育・放鳥を視野に入れた自然環境歴史調査をもとに書かれた地域の自然史。

月山 山菜の記 

芳賀竹志 著 
定価2100円
A5
判/246頁

出羽三山の主峰、月山。その自然が育んだ恵みー山菜。山菜の魅力、山の掟、秋のブナ林での感動的なきのことの出合い、野生動物たちとの触れあい等々。山菜を通して山伏伝来の食をはじめ、月山の秘められた世界が明らかに・・・。300枚余のカラー写真とともに月山頂上小屋の主が綴る月山の魅力のすべて。

筑波山と山岳信仰 〔改訂新版〕
講集団の成立と展開
西海賢二 著 
定価1365円
〔ふるさと文庫93〕新書
判/172頁

山岳信仰は日本の社会において単に民俗宗教(民間信仰)という領域にとどまらず宗教全般にわたって重要な位置を占めている。本書では、著者が土浦領を中心として、近世の村落構造の一端であった五人組制度の研究の延長線上で確認することが出来た茨城県桜川流域の筑波講(大同講・大当講)や蚕影山をめぐる蚕影講の地域的な展開を素描する。

下総開墾を歩く 
「東京新田」その後 


青木更吉 著 
定価1575円
全書
判/224頁

「東京新田」とは、明治初年、碌を失った江戸の下級武士たちが開墾会社によって下総(現在の千葉県)に入植して耕された開墾地のこと。しかし会社は、明治五年、解散。開墾会社に出資した人間たちは、一転大地主へと変身。本書は、明治初期の下総の開墾者たちの大地主と闘う姿が克明に記されている。多くの文献にあたり、何百人もの生き証人に会って、当時の社会世相や明治時代の農業、政商三井の内幕、開墾地の土地紛争などを詳述。

利根運河を完成させた男 
二代目社長・志摩万次郎伝

田村哲三 著 
定価1365円
〔ふるさと文庫204〕新書
判/168頁

茨城県令人見寧、茨城県会議員広瀬誠一郎の計画、オランダの土木技師ムルデルの設計によって明治23年(1890)完成した利根運河。利根川と江戸川を結んだこの運河は、それまでの河川水運・流通に革命を起こした。本書は、運河完成に尽力した第二代利根運河会社社長の志摩万次郎を彼の「略伝」に当たり詳述する。

三枝俊徳日記  

三枝一雄 編 
三浦茂一 監修 中澤惠子 翻刻
定価2940円
A5
判/248頁

三枝俊徳は、江戸時代末期から明治にかけて活躍した、上総国佐貫藩の藩医である。俊徳は地域医療の重鎮として活躍、第三大区取締所や佐貫区裁判所の医事御用掛、また佐貫監獄医雇、検疫所雇などを歴任し、天然痘の流行に対策を提言し、その予防・治療に献身するなど、大いに奮闘した。本書は日記というよりも、幕末・明治に活躍した医師の記録である。

平将門 
武射・山辺風土記

金田弘之 著 
定価1575円
B6
判/160頁

将門の実像を解明する最大の鍵は母親の出身と出自にあると著者は言う。キーワードとなる俘囚、妙見信仰、製鉄、馬牧、戦理ならびに女性系譜を掘り下げて、将門像を鮮明にする。多様な人間模様の中で将門の前半生を明らかにし、将門像を正確にし、「承平天慶の乱」を見る。元自衛官である著者は将門の孫子の兵法に基づく戦い方を詳述、強さの秘密に迫る。

わかれ霜 
風説九十九里真忠組

鈴木克久 著 
定価3990円
A5
判/936頁

幕末、房総半島・九十九里浜片貝地方で結成された尊皇攘夷派の民間団体、真忠組。武士が次第に九十九里一帯の貧民を組織していく。しかし「世直し」を掲げた真忠組は幕府軍に敗れ、壊滅する。いつの世にも若者は熱い思いを抱いて生きている。同じ九十九里の地に生きる著者が百数十年を経て、鎮魂の想いを込めて描いた大著。

ぼくたちの野田争議   
忘れられた労働運動家 松岡駒吉と野田労働争議

石井一彦 著 
定価1365円
〔ふるさと文庫203〕新書
判/200頁

1927(昭和2)年9月から翌年4月20日まで、217日に亘る野田労働争議。この間、警察記録に残るものだけで暴行・傷害・脅迫事件が300件以上であった。・・しかしぼくたちが野田争議を見る時に、大正デモクラシーが終焉に向かう時代背景の中で、争議に介入しようとする外部勢力の影響を排除して、当時の日本を代表するメンバーが集い、叡智を結集し、労使の激しい対立を乗り越えて、争議を解決に導いたと言う構図が見えてきた。そしてそれは、野田市だけでなく東葛飾に住むぼくたちにとって汚点どころか、共有すべき大切な街の記憶なのである。(著者「まえがき」)

荷風晩年と市川   

橋本敏男 著 
定価1365円
〔ふるさと文庫202〕新書
判/220頁

作家永井荷風は、終戦直後の昭和21年1月から13年余りを市川市内で暮らし、ここを終焉の地とした。晩年を過ごしたこの地でどんな暮らしをし、その姿は市民や身近な人々の目にどう映ったのだろうか。市川市は、平成15年度に市川市文化会館で荷風生誕125年にちなみ「永井荷風ー荷風が生きた市川」展を開催、会場で荷風についての証言を市民はじめ来場者から広く募った。「荷風展」での故井上ひさしの記念講演、「私の見た荷風先生」を収録。

早川雪洲 
房総が生んだ国際俳優

大場俊雄 著 
定価1365円
〔ふるさと文庫201〕新書
判/184頁

1957年制作の映画「戦場に架ける橋」で日本人初の
アカデミー助演男優賞候補に選ばれた国際俳優、
早川雪洲。本名早川金太郎は房総半島先端、安房郡
千倉町に生まれた。アメリカに渡り、ハリウッド映画界に
入り、映画「ザ・チート」で冷酷な日本人青年という悪役を演じ、一躍アメリカでスターダムに伸し上がる。第二次世界大戦下はパリに住み、晩年は日本で過ごした。実地
調査と新資料によって明らかにする国際俳優の足どり。

楽しい東葛地名事典 

流山市立博物館友の会 編著 
定価2940円
「東葛流山研究」30号 B5変型
/192頁

流山市立博物館友の会の研究誌「東葛流山研究」の
30号記念特集は「東葛地名事典」。「地名にこだわり地名を大事にしたい」との思いから、野田、流山、柏、松戸、
我孫子の東葛各地の142の「地名」を取り上げる。明治の開墾による入植順の地名、「豊四季」「五香」「六実」
「十余二」など、地理、歴史、地形、地質、風土などを踏まえた紹介が続く。「地名は土地に刻まれた記憶遺産」である。

八千代の文人たち 
歌碑・句碑を訪ねて

村上昭彦 著 
定価1575円
四六
判/150頁

本書は江戸期から明治時代に千葉県八千代市内外で俳諧や詩歌を嗜んだ文人たちが遺した特色ある歌碑・
句碑を取り上げ、文人たちの生い立ちや交流、俳諧系譜に及ぶ活動実態を明らかにした労作である。取り上げた
文人たちは近代の地域文化の担い手であるが、研究対象からは疎遠であった。著者はその文人たちに光を当てた。
当時の地域文学作品の解釈と鑑賞の糧に一石を投じた
意義深い希少本。

白樺派の文人たちと手賀沼 
その発端から終焉まで

山本 鉱太郎 著 
定価1365円
新書
判/252頁 【ふるさと文庫200】

東京から30キロ、自然豊かな手賀沼。大正時代初め、沼を一望する高台に若き日の柳宗悦、武者小路実篤、志賀直哉、バーナード・リーチら白樺派の文人たちが集った。そしてここから彼らはそれぞれの活動へと旅立つ。白樺派の我孫子時代からその終焉までを見届ける。「ふるさと文庫」200号作品。
房総分水嶺 
半島の背骨を歩く

忍足 利彦 著 
定価1575円
全書
判/244頁

最高峰が嶺岡愛宕山の408.2メートル。しかし低くて楽しい房総の山を多くの人々は楽しむ。本書は房総半島の尾根ルートを縦横無尽に歩いた記録である。半島南部を東京湾から太平洋へと東西に横断する郡界尾根コース、半島中央部からS字型にルートをとったロングコース、そこから派生するショートコースである。

「東京新田」を歩く 
東京窮民の下総開墾

青木 更吉 著 
定価1575円
全書
判/240頁 

「東京新田」とは明治維新の下総牧跡の開墾である。開墾した村々が「東京新田」。明治維新によって増大した東京窮民は明治2年、下総の牧場跡(幕府の直轄牧場であった小金牧、佐倉牧)に開墾に入る。牧跡の開墾は成功と失敗の歴史であった。下総台地で繰り広げられたもう一つの房総近代史をダイナミックに描く。

ちばの音風景
            

仙道 作三 著 
定価1260円
新書
判/252頁 【ふるさと文庫199】

著者は、自分の眼で観る、耳で聴く、鼻で嗅ぐ、舌で味わう、体や手で触れるという「五感を通して」房総半島を歩く。そこには「御宿・海女の息とオーボエの息」 「大山千枚田の蛙の合唱」 「犬吠埼灯台の霧笛とチューバ」といった”ちばのおと風景”がひろがる。年季の入った作曲家によるユニークで優しい音風景の書。

印旛沼掘割物語
江戸・天保期の印旛沼掘割普請始末

高崎 哲郎 著 
定価1365円
新書
判/236頁 【ふるさと文庫198】

印旛沼の掘割開削(沼の洪水を江戸湾に落とす)は江戸期を通じて3度計画された。巨費を投じたこの事業はいずれもが無惨な失敗に終わる。本書はその第三回目、天保期の印旛沼掘割普請を扱う。著者はこの事業に動員された庄内藩、鳥取藩、秋月藩、沼津藩など遠隔地で接した史料や史実を基にこの事業の始末を詳述する。

房総沖巨大地震
元禄地震と大津波 【増刷】            

伊藤 一男 著 
定価1050円
新書判/192頁 【ふるさと文庫109】

元禄16年(1703)新暦の大晦日の深夜、巨大な地震が房総半島に起きた。推定マグニチュード8.2、その後3回にわたって沿岸を大津波が襲う。千人塚、百人塚、津波塚といった石碑や古文書からこの巨大地震を復元する。「大いなる地震押し返して揺る時必ず大津波と心得て、早く岡に逃げ去るべし。高きところは助かる」と古文書はいう。

楽しい東葛伝説民話事典
「東葛流山研究」第29号             

流山市立博物館友の会 編 
定価2940円
5判変型/156頁

流山や野田、柏、松戸、我孫子などの伝説と民話を「なぜそういう話が生まれたのか、背景、経緯にも迫りたい」との編集方針でまとめた書。小特集は「平将門 ミニ伝説事典」。この地に脈々と伝わる平将門伝説は茨城南部や東京都内にまで及び、地域の記憶に刻み込まれた将門の存在の大きさを示している。

船橋の歴史散歩
            

宮原 武夫 編著 
定価2000円
A5判/330頁

「元禄の絵図と同じ道が残る村」「戦争と平和を石に刻んだ村」「文明開化の道・木下街道」など、テーマを明示した13のコースによる船橋の史跡巡りからなる本書は、建物・仏像・石碑などの「物」だけでなく、「物」の背景に隠されている「人・民衆」の姿を明らかにする。
「自分たちが今住んでいる地域にも確かな歴史があることを実感した。・・・」(本書「あとがき」)

紫陽花寺異聞
            

遠山 あき 著 
定価2310円
四六判/224頁

私の作品は「いい人ばかりが登場する。綺麗ごとになっている」と評されます。なるほどいかにも左様・・・。それは、永い人生を生きてきた者としての人生観がもたらした結果かもしれません。世の中の総てのことを否定的に受け止めたら人生真っ暗、希望も夢もありません。・・・93歳になる日本農民文学賞受賞作家による本書は再生の道を仏に求めた女性の一途な人生を描く表題作ほか2作を収める。

歌物語 パステル・ハイスクール
            

内山 咲一 著 
定価850円
新書判/104頁

積分も微分も古文も漢文もちんぷんかんぷんチチンプイプイ!
チョコレート溶けてくように教室の机の上に溶けてく僕ら
ごく普通の高校生たちの、たわいない、しかしかけがいのない日々。刻々と揺れ動く彼ら、彼女らの心模様を綴る若者たちへの応援歌。

流山産業人国記 
山本 文男 著 
定価3990円
A5判/388頁

「味醂の街」として知られる流山だが、一方、マイナスイオン歯ブラシの発明や日本の卓球台の開発などに心血を注いだ発明企業家たち、また日本の自動車工業を救った技術開発や合成酒業界の大手メーカー、そして魅力溢れるふるさと産業など数多く存在する。本書は多彩な産業・産業人が活躍する昭和の流山産業史であり、地方都市を支えた産業人たちの物語。

小文間物語 
饗場 芳隆 著 
定価2100円
四六判/286頁

茨城県取手市の「奥座敷」と言われる小文間(おもんま)地域。南に利根川、北は相馬二万石といわれる穀倉地帯に挟まれ、市街地に極めて近い位置にありながら、かつての村落の暮らしの雰囲気と自然を今なおとどめている。この地に生まれ育った著者による本書は、水と緑に恵まれた貴重な台地の記憶を長年に亘って掘り起こした魅力溢れる新たな風土記である。

平戸オランダ商館長カロン夫人の生涯 
海を渡ったもうひとりの蝶々さん
山 ももこ 著 
定価1575円
四六判/360頁

オランダ商館は、1609年、平戸に置かれ、1641年、当時の商館長(カピタン)フランソワ・カロンの時代に長崎の出島へ移転したオランダ東インド会社の日本における出先機関である。本書は当時の徳川幕府による対外政策を背景に、カロンとその日本人妻との激動の数十年を描く。

小金原を歩く   
将軍鹿狩りと水戸家鷹狩り
青木 更吉 著 
定価1575円
全書判
/240頁

徳川将軍家260年の治下、ところは下総・小金原。10万の旗本・農民が動員されて鹿狩りが行われた。人馬が轟き、砂塵が舞う。鹿の死闘、捕獲にどよめく鬨(とき)の声。江戸時代4回も行われた鹿狩りの細部を積み重ね、松戸、鎌ヶ谷、柏、印西等現地を歩き、誕生した歴史ノンフィクションの傑作。

ちばの湧水めぐり   
湧き水から訪ねる千葉の自然と文化
特定非営利活動法人 水環境研究所 編著
定価2100円
A5判/144頁

NPO法人水環境研究所は2006年から4年をかけて千葉県内206の湧水を調べた。地下水が台地の崖下や丘陵の谷間からわき出た湧水は県内で1140ヵ所が確認されているという。本書は佐倉城主大久保加賀守が江戸の往来の際必ず立ち寄り飲んだという「加賀湧水」から始め、湧水めぐりは98ヵ所。それぞれの湧水に地質・湧水状況・水温・湧出量・故事来歴等を付す。

小弓公方足利義明   
関東足利氏の正嫡争いと房総諸士
千野原 靖方 著 
定価1260円
ふるさと文庫197/176頁

房総で勢力を伸張し地域権力として君臨した小弓公方(おゆみくぼう)足利義明。小弓公方とは、関東における足利氏(基氏流)の公方家のひとつ。下総国千葉郡小弓(現在の千葉市中央区生実・同緑区おゆみ野の一帯)に本拠地があった。本書は足利義明の生い立ちから滅亡に至る歴史過程を房総諸士の動向の中に辿る。

「ナリタ」の物語   
1978年開港から
大和田 武士・鹿野 幹男 著 
定価1260円
ふるさと文庫196/160頁

本書は成田開港30周年にあたる2008年、30年以上たったからこそ話せる思いやエピソードがあるかもしれないー。朝日新聞成田支局の記者たちはそんな考えを抱いて「管制塔占拠事件」「機動隊」「東峰十字路事件」「民家への強制代執行」等を取材する。巻末にはかつては仇敵同士だった地域共生担当のNAA専務の伊藤斉さんと石毛博道さんの対談を収める。国土交通大臣の「羽田ハブ化」発言、東峰地区に今も暮らす反対派農家2戸、成田空港問題はまだ、終わっていない。

ポケット版 楽しい東葛ウォーク事典 
流山・野田・松戸・柏・我孫子・市川・柴又・取手を歩く
流山市立博物館友の会編著 
定価1785円
全書判/240頁

昨今、旧い街道歩きが盛んで、多くの人が街道の歴史や文学や民俗を学びながら知的に歩く。そこで流山市立博物館友の会の20数名のスタッフが水戸街道、日光東往還、鮮魚街道、常磐線沿線地域を手分けしてつぶさに踏査し、便利な地図と写真満載の楽しい本を作り上げた。この本片手に歩けば、きっと何かいい発見や収穫があり、今までに増して歴史や地理・文学にも興味が湧くはずである。

漱石の夏休み帳   
関 宏夫 著 
定価2100円
四六判/264頁

明治22年(1889)夏、夏目漱石は房総を訪れて房総漢文紀行『木屑録(ぼくせつろく)』を書く。第一高等中学同級の「おれとおまえ」の仲であった正岡子規は同書を「一読三嘆」、二年後の春、房総行脚を敢行、『かくれみの』を書いた。青春真っ只中の漱石と子規。房総の地を『木屑録』を通して巡る。

イワシ屋の身辺雑記   
平本 紀久雄
著 
定価2100円
全書判/200頁

四〇年続けたイワシ研究の思い出は尽きないと著者は語る。永年にわたってイワシの漁況予報に携わっていたので、著者の興味は研究の根拠となる魚の生態学にとどまらず、漁業史や民俗学などに多方面に広がる。フィールドノートを基に、雑記帳には永年集めたメモが蓄えられていた。それがこの本の中核をなす「イワシ屋の身辺雑記」である。

朝鮮の千葉村物語   
石垣 幸子
著 
定価1260円
ふるさと文庫195/140頁

明治時代末、九十九里浜沿岸は深刻な不漁に襲われる。新聞は「九十九里の惨状」と題した記事を連載し、この近来まれな惨状を救出するのは国民の一大急務であると主張した。そうした時代背景の下、千葉県水産組合連合会は、朝鮮への漁業移民を討議、1905年、釜山近くの馬山近郊に「千葉村」が建設される。房総漁民と千葉村の短い歴史を追って、著者は馬山へと赴く。
慶応四年新撰組隊士伝 
下総流山に転機を迎えた男たち  
あさくらゆう
著 
定価1260円
ふるさと文庫194/188頁

前著(『慶応四年新撰組近藤勇始末』)で近藤勇の波乱万丈の晩年を描いた著者が本書で取り上げた人物は、土方歳三、島田魁、市村兄弟、近藤隼雄、安富才輔の六人。全国から集めた史料を縦横に駆使し、新撰組隊士たちの知られざる実像に迫る。

昭和放水路をたどる 
利根川増補計画  
倉田智子
著 
定価1890円
A5
判/160頁

利根川治水を主目的として洪水時に利根川の水を東京湾に放流させる目的の「利根川放水路」。戦時下の昭和一四年着工、同一九年中止となった。若干の公式記録と工事現場の残跡、近所の古老に当時の記憶としてあるだけのこの幻の放水路を著者は六〇年を経て辿る。

戦国房総人名辞典  
千野原 靖方
著 
定価5670円
A5判箱入り/484頁

房総(安房・上総・下総三国/今日の千葉県全域と茨城県、埼玉県、東京都の一部を含む地域)に関係する戦国時代(享徳の乱・1454〜秀吉の小田原攻め・1590)の人名1700項目超。人名は五十音順、漢字・ひらがな・かたかな表記。素性、系譜等簡潔に解説。本書は房総中世史研究の第一人者による数十年に及ぶ研究蓄積である。

旬・菜・記 千葉はうまい   
高山 修一
著 
定価1260円
ふるさと文庫193/160頁

ネギ、カブ、落花生、梨、イワシ、タイそしてアワビにカツオ、誰も言わないが房総は食材の宝庫で、素材の実力では世界一豊かと著者。そこで時折は包丁を握り、己が舌で味を確かめつつ「千葉はうまい」ことを紙面で報告。4年に亘って朝日新聞千葉版に好評連載された「旬・菜・記」、本書に纏め、著者の結論は断然「千葉はうまかった」

ちば滝めぐり   
う沢 喜久雄 鵜沢 幸子
著 
定価2100円
A5判/208頁

千葉県には200を越す滝がある。紀行文と写真(カラー16頁)による二人三脚の「滝探しの旅」の成果は、有名な粟又の滝(大多喜町)や、こんなところにと見過ごしていた滝、勘や登山道具を頼りに探り当てた隠れた滝96に上る。滝を巡る旅は、その存在だけでなく、滝に纏わる神仏、天狗さま、大蛇との関わりなど山人と生活に関する信仰と深い縁、そして地理的に「房総と紀州」「房総と伊予」を結びつける「黒潮の力」を知ることにもなる。本書は滝の集中する南房総の山を中心とする「ちば滝めぐり」のバイブルである。
幕末の大風   
慶応四年幕府海軍帆船美賀保丸一件と
白虎隊
山形 紘
著 
定価1365円
ふるさと文庫192/200頁

慶応4年8月、榎本武揚の指揮する江戸からの脱走艦隊の一隻だった美賀保丸。しかし榎本艦隊は直後銚子沖で大風(台風)に遭遇し、美賀保丸は座礁難破する。この大風の復元を通して、気象から見たもう一つの幕末維新史を試みる意欲作。

房総 山と峠の物語  
内田 栄一
著 
定価2100円
全書判/248頁

今では麓で山のことを尋ねても八十歳近くの人でないとほとんど判らないことが多い。・・・そこで山の歴史や民俗の上で、必要かつ興味深いと思われる事柄を選び、筆者なりにより詳しく考察してみた。どうかこの本が、読者諸賢の房総山歩きにより深い興味と趣をもたらし、また更なる房総諸嶺探求の契機となり、一助にでもなればと願っている。

根郷と宿 みりんが香る街 流山 
青木更吉 著 
定価2100円
四六判/260頁

ミリンの里・流山、その範囲は旧流山市街、つまり根郷(ねごう)・宿(しゅく)地区という狭い街である。しかしこの街には歴史が詰まっている。見える部分は少なく、話を聞いてみてはじめて歴史が見えてくる。そんな汲めども尽きない話にひかれて30年。本書は、著者が自分が住む流山への思いを「胸をわくわくさせて」書いた著。

濱口梧陵と医学  
川村純一
著 
定価1050円
B6判/120頁


紀州広村(現・和歌山県有田郡広川町)に生まれた「濱口梧陵」。戦前の国語読本にある「稲むらの火」の五兵衛のモデルである。濱口家は元禄年間に銚子で醤油醸造業を始め、現在もヤマサ醤油の名で知られている。豪商とはいえ医師でもない一商人であった梧陵が、幕末から明治にかけてわが国医学の発展のためにいかに尽くしたか。(著者まえがき)

房総の伝説民話紀行 
さいとう・はるき 著 
定価1575円
全書判/196頁


壬申の乱で敗れた大友皇子、独立国家を夢見た平将門、房総の勢力を結集し天下を取った源頼朝、仏教界へ新風を吹き込んだ日蓮、そして安房里見氏、弘法大師や竜神伝説の数々・・・「こんな伝説もありますよ」と紹介する文とイラストによる房総の史実と伝説80。

産鉄族オオ氏 
−新編 東国の古代− 
柴田 弘武
著 
定価1890円
全書判/328頁


独自の弥生文化を有した古代東国ー常陸、上総、下総、磐城の地方が産鉄族オオ氏に支配され、やがて大和朝廷の統一王圏に組み込まれていく5〜8世紀後半の歴史。『常陸国風土記』を読み解き、現地踏査を踏まえ、古代東国の実像に迫る。

流山近代史 
−『流山市史 通史編』原著全五章− 
山形 紘 著
3150円(税込)
B5判箱入り/338頁


本書のサブタイトル「『流山市史 通史編』原著全五章」とは本来、市の教育委員会が出した『流山市史 通史編』の中にそっくり納められるべきものだったことを意味している。それが執筆者に何の断りもせず「2328ヵ所」(朝日新聞)もの改ざんを施して、『市史』として発行されてしまったのである。その後著者は『流山市史 通史編』から、執筆者としての名前の削除を求めた。本書は歴史家としての良心から、著者が自費を投じて出版した著である。

村の記憶 
−手賀沼縁りに生きて− 
星野 七郎
著 
1680円(税込)
全書判
/264頁

千葉県我孫子市、手賀沼北岸の丘陵村落、湖北地区中里とその周辺地域。北の利根川、南の手賀沼。水田、畑、森とその地の人々。お互い助けられ、肩を寄せ合って生きていた時代。優しさと厳しさが混在する労働と暮らしの回想と復元・・・。

新編 旧水戸街道繁盛紀 
山本 鉱太郎
著 
1890円(税込)
全書判/390頁


日本橋から千住・松戸・我孫子・取手・土浦・石岡を経て水戸に至る旧水戸街道。この重要な脇住還を旅行作家が歩く。冬は筑波颪の中、夏は炎暑の街道を歩き続ける。1994年に上下版として刊行された本書は品切れとなっていたが、著者は今回の新版にあたり再度、街道を踏破した。
コルバン婦人 
−房州に捧げられた人− 
平本 紀久雄 著 
1050円(税込)
ふるさと文庫190/128頁


英国・ウェールズ生まれのコルバン夫人。夫とともに函館、そして南房総に赴く。夫の亡きあと、彼女は明治末から昭和にかけてその生涯をキリスト教房州伝道に捧げた。

俳句流山 
−わたしの原郷− 
高橋 龍
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫191/168頁


昭和6年1月の「ホトトギス」の武蔵野探勝流山吟行。流山における嘱目吟に秘められた虚子の深意、秋桜子の決意とは? 俳句史の一転回点ともなった「ホトトギス」の流山吟行など原郷の俳風景。

常総内海の中世 
−地域権力と水運の展開− 
千野原 靖方
著 
3990円(税込)
A5判上製/340頁


印旛・手賀沼、霞ヶ浦、利根川下流域を中心に古代・中世に繰り広げられてきた水運・沿岸津々の実態。また香取社領、古河公方、関宿城そして沿岸地域領主権力等、これら水域をめぐる支配の様相を活写!

一刀流皆伝史 
千野原 靖方
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫188/142頁


一刀流の始祖、小野次郎右衛門忠明は安房国御子神村(現千葉県南房総市)出身である。飯篠山城守や塚原ト伝、小野忠明の師・伊藤一刀斎に至る中世刀槍術者の系譜、同時代の柳生新陰流、そして忠明の系譜は幕末の北辰一刀流・千葉周作まで続く。
百句百景 
−ふるさとの俳句に見る風土と人− 

秋元 大吉郎
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫189/148頁


五七五を通して垣間見る土地と人々。ベテラン俳人が10年にわたり書き継いだ自由闊達な作品鑑賞。著者と市井の俳句の数々がひびき合う。
佐倉牧を歩く 
青木 更吉
著 
1575円(税込)
全書判/232頁


江戸時代、房総には小金牧、佐倉牧、嶺岡牧があっていずれも幕府の直轄だった。広大な下総台地に広がっていた軍馬養成の牧、佐倉牧。現地調査、古文書、歴史書で読み解いた画期的な〈房総の牧5部作〉完結の書!

【青木更吉〈房総の牧5部作〉 既刊】
小金牧 野馬土手は泣いている
佐倉牧 続 野馬土手は泣いている
小金牧を歩く
嶺岡牧を歩く
【各定価1575円(税込)】
幕府医師団と奥医師「青木春岱」 
青木 昇
著 
1050円(税込)
全書判/124頁


幕末期の花又(花畑)〈現東京都足立区花畑〉出身の青木春岱(しゅんたい)。郷士の子から医師になり、しかも将軍の侍医である「奥御医師」の地位につく。森鴎外の「渋江抽斎」「その六十二」にこの春岱の名はある。医師としては当時最高の地位についた人物が郷里においてほとんど知られていない。また、当時技量抜群の流行医であったであろうことは疑いがない春岱が、何故今日かくもその事蹟が隠滅してしまったのであろうか。著者の執念の追跡が始まる。
慶応四年新撰組近藤勇始末 
江戸から五兵衛新田・流山・板橋まで

あさくら ゆう
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫187/188頁


慶応四年(一八六八)一月、新撰組は江戸に来た。京都で勇名を馳せた「新撰組」は鳥羽伏見の戦争により、多くの仲間を失った。新撰組はこの後、果たしてどのような闘いを見せるのか。そして近藤勇の運命は?慶応四年一月より近藤が最期を迎える四月までの出来事を、北海道から九州まで日本を縦断してくまなく探した著者が、いくつもの新史料をふんだんに使って書き上げた戊辰戦役史を塗り替える新たな一冊。

下総佐倉の農民騒動 
須田 茂
著 
3990円(税込)
A5版ケース入り/288頁


本書は、近世封建社会のもと、下総国佐倉藩領内で起きた百姓一揆・村方騒動など、農民騒動を三編にまとめたものである。それぞれの騒動は、佐倉藩政の時代性、城付領という地域性、中世以降の土着性に基づいた農民の家格性などをめぐる争論である(著者「自序」より)。急逝した気鋭の研究者が死の直前まで筆を執り続けた力編の刊行。限定350部の予約出版。
生きている印旛沼
−民俗と自然−
白鳥 孝治
著 
2100円(税込)
A5/164頁


印旛沼は不思議な沼である。流域には、いわゆる「水源地」がなく、人が大勢住んでいるところそのものが印旛沼の水源地である。歴史的な遺跡や古村のたたずまいと現代的な住宅団地との混在、山紫水明を思わせる景色と水質汚染に悩む印旛沼の矛盾。これらは印旛沼を取り巻くこの地域の地理的環境の下に、人々が良かれと思いながら生活し、自然に手を加え、時間とともに積み重ねてきた姿である。印旛沼は、この地域の人々の生きる姿を移す鏡であったのである。(著者「序」より抜粋)

新編市川歴史探訪 
下総国府周辺散策
千野原 靖方
著 
1575円(税込)
全書版/208頁


下総国府とその周辺の歴史を知るための解説書として好評を博してきた本書も旧版以来二十余年。その後の新たな発見や研究成果、更に周辺環境の変化、歴史建築物の移転などを踏まえた新原稿を加えた再編集。新しく地図・図版・写真などを多数掲載して旧跡探訪の便宜を図りました。歴史散策の良き友として最良の一冊。

船橋の歴史散歩
            

宮原 武夫 編著 
定価2000円
A5判/330頁

「元禄の絵図と同じ道が残る村」「戦争と平和を石に刻んだ村」「文明開化の道・木下街道」など、テーマを明示した13のコースによる船橋の史跡巡りからなる本書は、建物・仏像・石碑などの「物」だけでなく、「物」の背景に隠されている「人・民衆」の姿を明らかにする。
「自分たちが今住んでいる地域にも確かな歴史があることを実感した。・・・」(本書「あとがき」)

紫陽花寺異聞
            

遠山 あき 著 
定価2310円
四六判/224頁

私の作品は「いい人ばかりが登場する。綺麗ごとになっている」と評されます。なるほどいかにも左様・・・。それは、永い人生を生きてきた者としての人生観がもたらした結果かもしれません。世の中の総てのことを否定的に受け止めたら人生真っ暗、希望も夢もありません。・・・93歳になる日本農民文学賞受賞作家による本書は再生の道を仏に求めた女性の一途な人生を描く表題作ほか2作を収める。

歌物語 パステル・ハイスクール
            

内山 咲一 著 
定価850円
新書判/104頁

積分も微分も古文も漢文もちんぷんかんぷんチチンプイプイ!
チョコレート溶けてくように教室の机の上に溶けてく僕ら
ごく普通の高校生たちの、たわいない、しかしかけがいのない日々。刻々と揺れ動く彼ら、彼女らの心模様を綴る若者たちへの応援歌。

流山産業人国記 
山本 文男 著 
定価3990円
A5判/388頁

「味醂の街」として知られる流山だが、一方、マイナスイオン歯ブラシの発明や日本の卓球台の開発などに心血を注いだ発明企業家たち、また日本の自動車工業を救った技術開発や合成酒業界の大手メーカー、そして魅力溢れるふるさと産業など数多く存在する。本書は多彩な産業・産業人が活躍する昭和の流山産業史であり、地方都市を支えた産業人たちの物語。

小文間物語 
饗場 芳隆 著 
定価2100円
四六判/286頁

茨城県取手市の「奥座敷」と言われる小文間(おもんま)地域。南に利根川、北は相馬二万石といわれる穀倉地帯に挟まれ、市街地に極めて近い位置にありながら、かつての村落の暮らしの雰囲気と自然を今なおとどめている。この地に生まれ育った著者による本書は、水と緑に恵まれた貴重な台地の記憶を長年に亘って掘り起こした魅力溢れる新たな風土記である。

平戸オランダ商館長カロン夫人の生涯 
海を渡ったもうひとりの蝶々さん
山 ももこ 著 
定価1575円
四六判/360頁

オランダ商館は、1609年、平戸に置かれ、1641年、当時の商館長(カピタン)フランソワ・カロンの時代に長崎の出島へ移転したオランダ東インド会社の日本における出先機関である。本書は当時の徳川幕府による対外政策を背景に、カロンとその日本人妻との激動の数十年を描く。

小金原を歩く   
将軍鹿狩りと水戸家鷹狩り
青木 更吉 著 
定価1575円
全書判
/240頁

徳川将軍家260年の治下、ところは下総・小金原。10万の旗本・農民が動員されて鹿狩りが行われた。人馬が轟き、砂塵が舞う。鹿の死闘、捕獲にどよめく鬨(とき)の声。江戸時代4回も行われた鹿狩りの細部を積み重ね、松戸、鎌ヶ谷、柏、印西等現地を歩き、誕生した歴史ノンフィクションの傑作。

ちばの湧水めぐり   
湧き水から訪ねる千葉の自然と文化
特定非営利活動法人 水環境研究所 編著
定価2100円
A5判/144頁

NPO法人水環境研究所は2006年から4年をかけて千葉県内206の湧水を調べた。地下水が台地の崖下や丘陵の谷間からわき出た湧水は県内で1140ヵ所が確認されているという。本書は佐倉城主大久保加賀守が江戸の往来の際必ず立ち寄り飲んだという「加賀湧水」から始め、湧水めぐりは98ヵ所。それぞれの湧水に地質・湧水状況・水温・湧出量・故事来歴等を付す。

小弓公方足利義明   
関東足利氏の正嫡争いと房総諸士
千野原 靖方 著 
定価1260円
ふるさと文庫197/176頁

房総で勢力を伸張し地域権力として君臨した小弓公方(おゆみくぼう)足利義明。小弓公方とは、関東における足利氏(基氏流)の公方家のひとつ。下総国千葉郡小弓(現在の千葉市中央区生実・同緑区おゆみ野の一帯)に本拠地があった。本書は足利義明の生い立ちから滅亡に至る歴史過程を房総諸士の動向の中に辿る。

「ナリタ」の物語   
1978年開港から
大和田 武士・鹿野 幹男 著 
定価1260円
ふるさと文庫196/160頁

本書は成田開港30周年にあたる2008年、30年以上たったからこそ話せる思いやエピソードがあるかもしれないー。朝日新聞成田支局の記者たちはそんな考えを抱いて「管制塔占拠事件」「機動隊」「東峰十字路事件」「民家への強制代執行」等を取材する。巻末にはかつては仇敵同士だった地域共生担当のNAA専務の伊藤斉さんと石毛博道さんの対談を収める。国土交通大臣の「羽田ハブ化」発言、東峰地区に今も暮らす反対派農家2戸、成田空港問題はまだ、終わっていない。

ポケット版 楽しい東葛ウォーク事典 
流山・野田・松戸・柏・我孫子・市川・柴又・取手を歩く
流山市立博物館友の会編著 
定価1785円
全書判/240頁

昨今、旧い街道歩きが盛んで、多くの人が街道の歴史や文学や民俗を学びながら知的に歩く。そこで流山市立博物館友の会の20数名のスタッフが水戸街道、日光東往還、鮮魚街道、常磐線沿線地域を手分けしてつぶさに踏査し、便利な地図と写真満載の楽しい本を作り上げた。この本片手に歩けば、きっと何かいい発見や収穫があり、今までに増して歴史や地理・文学にも興味が湧くはずである。

漱石の夏休み帳   
関 宏夫 著 
定価2100円
四六判/264頁

明治22年(1889)夏、夏目漱石は房総を訪れて房総漢文紀行『木屑録(ぼくせつろく)』を書く。第一高等中学同級の「おれとおまえ」の仲であった正岡子規は同書を「一読三嘆」、二年後の春、房総行脚を敢行、『かくれみの』を書いた。青春真っ只中の漱石と子規。房総の地を『木屑録』を通して巡る。

イワシ屋の身辺雑記   
平本 紀久雄
著 
定価2100円
全書判/200頁

四〇年続けたイワシ研究の思い出は尽きないと著者は語る。永年にわたってイワシの漁況予報に携わっていたので、著者の興味は研究の根拠となる魚の生態学にとどまらず、漁業史や民俗学などに多方面に広がる。フィールドノートを基に、雑記帳には永年集めたメモが蓄えられていた。それがこの本の中核をなす「イワシ屋の身辺雑記」である。

朝鮮の千葉村物語   
石垣 幸子
著 
定価1260円
ふるさと文庫195/140頁

明治時代末、九十九里浜沿岸は深刻な不漁に襲われる。新聞は「九十九里の惨状」と題した記事を連載し、この近来まれな惨状を救出するのは国民の一大急務であると主張した。そうした時代背景の下、千葉県水産組合連合会は、朝鮮への漁業移民を討議、1905年、釜山近くの馬山近郊に「千葉村」が建設される。房総漁民と千葉村の短い歴史を追って、著者は馬山へと赴く。
慶応四年新撰組隊士伝 
下総流山に転機を迎えた男たち  
あさくらゆう
著 
定価1260円
ふるさと文庫194/188頁

前著(『慶応四年新撰組近藤勇始末』)で近藤勇の波乱万丈の晩年を描いた著者が本書で取り上げた人物は、土方歳三、島田魁、市村兄弟、近藤隼雄、安富才輔の六人。全国から集めた史料を縦横に駆使し、新撰組隊士たちの知られざる実像に迫る。

昭和放水路をたどる 
利根川増補計画  
倉田智子
著 
定価1890円
A5
判/160頁

利根川治水を主目的として洪水時に利根川の水を東京湾に放流させる目的の「利根川放水路」。戦時下の昭和一四年着工、同一九年中止となった。若干の公式記録と工事現場の残跡、近所の古老に当時の記憶としてあるだけのこの幻の放水路を著者は六〇年を経て辿る。

戦国房総人名辞典  
千野原 靖方
著 
定価5670円
A5判箱入り/484頁

房総(安房・上総・下総三国/今日の千葉県全域と茨城県、埼玉県、東京都の一部を含む地域)に関係する戦国時代(享徳の乱・1454〜秀吉の小田原攻め・1590)の人名1700項目超。人名は五十音順、漢字・ひらがな・かたかな表記。素性、系譜等簡潔に解説。本書は房総中世史研究の第一人者による数十年に及ぶ研究蓄積である。

旬・菜・記 千葉はうまい   
高山 修一
著 
定価1260円
ふるさと文庫193/160頁

ネギ、カブ、落花生、梨、イワシ、タイそしてアワビにカツオ、誰も言わないが房総は食材の宝庫で、素材の実力では世界一豊かと著者。そこで時折は包丁を握り、己が舌で味を確かめつつ「千葉はうまい」ことを紙面で報告。4年に亘って朝日新聞千葉版に好評連載された「旬・菜・記」、本書に纏め、著者の結論は断然「千葉はうまかった」

ちば滝めぐり   
う沢 喜久雄 鵜沢 幸子
著 
定価2100円
A5判/208頁

千葉県には200を越す滝がある。紀行文と写真(カラー16頁)による二人三脚の「滝探しの旅」の成果は、有名な粟又の滝(大多喜町)や、こんなところにと見過ごしていた滝、勘や登山道具を頼りに探り当てた隠れた滝96に上る。滝を巡る旅は、その存在だけでなく、滝に纏わる神仏、天狗さま、大蛇との関わりなど山人と生活に関する信仰と深い縁、そして地理的に「房総と紀州」「房総と伊予」を結びつける「黒潮の力」を知ることにもなる。本書は滝の集中する南房総の山を中心とする「ちば滝めぐり」のバイブルである。
幕末の大風   
慶応四年幕府海軍帆船美賀保丸一件と
白虎隊
山形 紘
著 
定価1365円
ふるさと文庫192/200頁

慶応4年8月、榎本武揚の指揮する江戸からの脱走艦隊の一隻だった美賀保丸。しかし榎本艦隊は直後銚子沖で大風(台風)に遭遇し、美賀保丸は座礁難破する。この大風の復元を通して、気象から見たもう一つの幕末維新史を試みる意欲作。

房総 山と峠の物語  
内田 栄一
著 
定価2100円
全書判/248頁

今では麓で山のことを尋ねても八十歳近くの人でないとほとんど判らないことが多い。・・・そこで山の歴史や民俗の上で、必要かつ興味深いと思われる事柄を選び、筆者なりにより詳しく考察してみた。どうかこの本が、読者諸賢の房総山歩きにより深い興味と趣をもたらし、また更なる房総諸嶺探求の契機となり、一助にでもなればと願っている。

根郷と宿 みりんが香る街 流山 
青木更吉 著 
定価2100円
四六判/260頁

ミリンの里・流山、その範囲は旧流山市街、つまり根郷(ねごう)・宿(しゅく)地区という狭い街である。しかしこの街には歴史が詰まっている。見える部分は少なく、話を聞いてみてはじめて歴史が見えてくる。そんな汲めども尽きない話にひかれて30年。本書は、著者が自分が住む流山への思いを「胸をわくわくさせて」書いた著。

濱口梧陵と医学  
川村純一
著 
定価1050円
B6判/120頁


紀州広村(現・和歌山県有田郡広川町)に生まれた「濱口梧陵」。戦前の国語読本にある「稲むらの火」の五兵衛のモデルである。濱口家は元禄年間に銚子で醤油醸造業を始め、現在もヤマサ醤油の名で知られている。豪商とはいえ医師でもない一商人であった梧陵が、幕末から明治にかけてわが国医学の発展のためにいかに尽くしたか。(著者まえがき)

房総の伝説民話紀行 
さいとう・はるき 著 
定価1575円
全書判/196頁


壬申の乱で敗れた大友皇子、独立国家を夢見た平将門、房総の勢力を結集し天下を取った源頼朝、仏教界へ新風を吹き込んだ日蓮、そして安房里見氏、弘法大師や竜神伝説の数々・・・「こんな伝説もありますよ」と紹介する文とイラストによる房総の史実と伝説80。

産鉄族オオ氏 
−新編 東国の古代− 
柴田 弘武
著 
定価1890円
全書判/328頁


独自の弥生文化を有した古代東国ー常陸、上総、下総、磐城の地方が産鉄族オオ氏に支配され、やがて大和朝廷の統一王圏に組み込まれていく5〜8世紀後半の歴史。『常陸国風土記』を読み解き、現地踏査を踏まえ、古代東国の実像に迫る。

流山近代史 
−『流山市史 通史編』原著全五章− 
山形 紘 著
3150円(税込)
B5判箱入り/338頁


本書のサブタイトル「『流山市史 通史編』原著全五章」とは本来、市の教育委員会が出した『流山市史 通史編』の中にそっくり納められるべきものだったことを意味している。それが執筆者に何の断りもせず「2328ヵ所」(朝日新聞)もの改ざんを施して、『市史』として発行されてしまったのである。その後著者は『流山市史 通史編』から、執筆者としての名前の削除を求めた。本書は歴史家としての良心から、著者が自費を投じて出版した著である。

村の記憶 
−手賀沼縁りに生きて− 
星野 七郎
著 
1680円(税込)
全書判
/264頁

千葉県我孫子市、手賀沼北岸の丘陵村落、湖北地区中里とその周辺地域。北の利根川、南の手賀沼。水田、畑、森とその地の人々。お互い助けられ、肩を寄せ合って生きていた時代。優しさと厳しさが混在する労働と暮らしの回想と復元・・・。

新編 旧水戸街道繁盛紀 
山本 鉱太郎
著 
1890円(税込)
全書判/390頁


日本橋から千住・松戸・我孫子・取手・土浦・石岡を経て水戸に至る旧水戸街道。この重要な脇住還を旅行作家が歩く。冬は筑波颪の中、夏は炎暑の街道を歩き続ける。1994年に上下版として刊行された本書は品切れとなっていたが、著者は今回の新版にあたり再度、街道を踏破した。
コルバン婦人 
−房州に捧げられた人− 
平本 紀久雄 著 
1050円(税込)
ふるさと文庫190/128頁


英国・ウェールズ生まれのコルバン夫人。夫とともに函館、そして南房総に赴く。夫の亡きあと、彼女は明治末から昭和にかけてその生涯をキリスト教房州伝道に捧げた。

俳句流山 
−わたしの原郷− 
高橋 龍
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫191/168頁


昭和6年1月の「ホトトギス」の武蔵野探勝流山吟行。流山における嘱目吟に秘められた虚子の深意、秋桜子の決意とは? 俳句史の一転回点ともなった「ホトトギス」の流山吟行など原郷の俳風景。

常総内海の中世 
−地域権力と水運の展開− 
千野原 靖方
著 
3990円(税込)
A5判上製/340頁


印旛・手賀沼、霞ヶ浦、利根川下流域を中心に古代・中世に繰り広げられてきた水運・沿岸津々の実態。また香取社領、古河公方、関宿城そして沿岸地域領主権力等、これら水域をめぐる支配の様相を活写!

一刀流皆伝史 
千野原 靖方
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫188/142頁


一刀流の始祖、小野次郎右衛門忠明は安房国御子神村(現千葉県南房総市)出身である。飯篠山城守や塚原ト伝、小野忠明の師・伊藤一刀斎に至る中世刀槍術者の系譜、同時代の柳生新陰流、そして忠明の系譜は幕末の北辰一刀流・千葉周作まで続く。
百句百景 
−ふるさとの俳句に見る風土と人− 

秋元 大吉郎
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫189/148頁


五七五を通して垣間見る土地と人々。ベテラン俳人が10年にわたり書き継いだ自由闊達な作品鑑賞。著者と市井の俳句の数々がひびき合う。
佐倉牧を歩く 
青木 更吉
著 
1575円(税込)
全書判/232頁


江戸時代、房総には小金牧、佐倉牧、嶺岡牧があっていずれも幕府の直轄だった。広大な下総台地に広がっていた軍馬養成の牧、佐倉牧。現地調査、古文書、歴史書で読み解いた画期的な〈房総の牧5部作〉完結の書!

【青木更吉〈房総の牧5部作〉 既刊】
小金牧 野馬土手は泣いている
佐倉牧 続 野馬土手は泣いている
小金牧を歩く
嶺岡牧を歩く
【各定価1575円(税込)】
幕府医師団と奥医師「青木春岱」 
青木 昇
著 
1050円(税込)
全書判/124頁


幕末期の花又(花畑)〈現東京都足立区花畑〉出身の青木春岱(しゅんたい)。郷士の子から医師になり、しかも将軍の侍医である「奥御医師」の地位につく。森鴎外の「渋江抽斎」「その六十二」にこの春岱の名はある。医師としては当時最高の地位についた人物が郷里においてほとんど知られていない。また、当時技量抜群の流行医であったであろうことは疑いがない春岱が、何故今日かくもその事蹟が隠滅してしまったのであろうか。著者の執念の追跡が始まる。
慶応四年新撰組近藤勇始末 
江戸から五兵衛新田・流山・板橋まで

あさくら ゆう
著 
1260円(税込)
ふるさと文庫187/188頁


慶応四年(一八六八)一月、新撰組は江戸に来た。京都で勇名を馳せた「新撰組」は鳥羽伏見の戦争により、多くの仲間を失った。新撰組はこの後、果たしてどのような闘いを見せるのか。そして近藤勇の運命は?慶応四年一月より近藤が最期を迎える四月までの出来事を、北海道から九州まで日本を縦断してくまなく探した著者が、いくつもの新史料をふんだんに使って書き上げた戊辰戦役史を塗り替える新たな一冊。

下総佐倉の農民騒動 
須田 茂
著 
3990円(税込)
A5版ケース入り/288頁


本書は、近世封建社会のもと、下総国佐倉藩領内で起きた百姓一揆・村方騒動など、農民騒動を三編にまとめたものである。それぞれの騒動は、佐倉藩政の時代性、城付領という地域性、中世以降の土着性に基づいた農民の家格性などをめぐる争論である(著者「自序」より)。急逝した気鋭の研究者が死の直前まで筆を執り続けた力編の刊行。限定350部の予約出版。
生きている印旛沼
−民俗と自然−
白鳥 孝治
著 
2100円(税込)
A5/164頁


印旛沼は不思議な沼である。流域には、いわゆる「水源地」がなく、人が大勢住んでいるところそのものが印旛沼の水源地である。歴史的な遺跡や古村のたたずまいと現代的な住宅団地との混在、山紫水明を思わせる景色と水質汚染に悩む印旛沼の矛盾。これらは印旛沼を取り巻くこの地域の地理的環境の下に、人々が良かれと思いながら生活し、自然に手を加え、時間とともに積み重ねてきた姿である。印旛沼は、この地域の人々の生きる姿を移す鏡であったのである。(著者「序」より抜粋)

新編市川歴史探訪 
下総国府周辺散策
千野原 靖方
著 
1575円(税込)
全書版/208頁


下総国府とその周辺の歴史を知るための解説書として好評を博してきた本書も旧版以来二十余年。その後の新たな発見や研究成果、更に周辺環境の変化、歴史建築物の移転などを踏まえた新原稿を加えた再編集。新しく地図・図版・写真などを多数掲載して旧跡探訪の便宜を図りました。歴史散策の良き友として最良の一冊。

 
流山市立博物館友の会
江南文学会
地方小出版流通センター
首都圏出版人懇談会
我孫子市史研究センター
随想舎
無明舎出版
幹書房
studio wuu
色えんぴつとふでぺん
イラストレーター さいとう・はるきの部屋
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